猫が首を噛むときは関係性に注意
猫が猫の首を噛む行為はよく見られますが、何とも痛々しくて心配になりますよね。
普段は仲のいい猫同士でも噛みついて離さない姿を見ると、なぜこんな事するんだろう・・・と不思議に思います。
わが家の兄弟猫も、やっぱり時々首を噛むんです。
去勢したオス猫同士が首を噛む場合
以前に書いた記事の中で、一般的に猫が首を噛む理由としてあげられるものをご紹介しました。
その理由というのが次のようなもの。
マウンティングは、単に上に乗るという意味ではなく、自分の優位性を主張する行動のこと。
しつけや交尾はそのままですが、転位行動というのは、何かに失敗したり上手くいかなかったときに、毛繕いや爪とぎをすることで気を取り直したりストレスを発散する行動のこと。
この中で、去勢した大人猫同士がとる”首噛み”行動で最も多いと考えられるのはマウンティングで、わが家の兄弟たちも基本的にはマウントを取るために首を噛んでいると思われます。
意外と複雑?猫が首を噛む心理
先程ご紹介した以前の記事では、なるとが寝ているつみれの首を噛んで場所を奪う例をご紹介しましたが、最近はその頻度が減ってきたような?
ただ、なるとがつみれのいる場所を奪う事はよくあって、つみれがキレて逆に噛んでいる場合もあるんですよね。
夜リビングで寝ていると、ほぼ毎回つみれが私の足の間に収まって寝るんですが、そこになるとがやって来て小競り合いをしている事がよくあるんです💧
寝かせてくれ~😫
つみれは最近膝から降ろそうとしたら『シャーッ』といって抗議するようになったし、以前より立場が強くなったのかも。
そして最近よく見られるのが、ちくわがなるとの首を噛む場合なんです。
一番多いのが、ちくわが寝ていてなるとがうるさく鳴いているときに噛むパターン。
このときのちくわは明らかに『うるさい!』とイライラをぶつけているように見えます。
ちくわが寝ていてなるとがうるさくし始めると、頭を上げてジーッとなるとの方を見ているので、『あ、ヤバイな』と。
それに気付いたらなるとをなだめて静かにさせるんですが、こちらの手が離せない場合はなるとがちくわの餌食になってしまうんです・・・😭
そんなときは、ちくわには『私たちがなるとの相手しなくてうるさくてごめんね💦』と謝ってなだめ、なるとには『私たちが相手しなかったから怒られちゃったね、ごめんね💦』と謝ります。。。
この行動は単純なようで意外と複雑な猫心理が働いているのかもしれません。
というのも、先程もご紹介した一般的な理由に照らし合わせると、
- 生意気だ!⇒マウンティング
- 静かにしなさい!⇒しつけ
- せっかく寝てたのにジャマされた(-“”-)⇒転位行動
といくつかの理由に当てはまりそうな気がするんですよね。
まあ、『しつけ』は子猫にするものなのでないかもしれませんが、単純にこういう理由、と当てはめて考えることは出来ないんではないでしょうかね。
単にちくわが短気なだけ、という気がしないでもないですが😅
普段は仲がいいなら気にしない
猫が他の猫の首を噛むのは猫同士の関係性の問題なので、基本的には叱ったりしない方がいいらしいんですが、そうはいってもびっくりしますよね。
わが家のように、兄弟同士で普段の関係が良好ならあまり気にしなくてもいいかと思います。
ただ、先住猫が新参猫を追いかけ回して噛む場合や、怪我をするほど激しく噛む場合などは大きなストレスを抱えている証拠ですので、その原因を解消してあげるようにするのが良いでしょうね。
猫を多頭飼いしていると、こうした行動は避けられないと思います。
普段の関係性をよく見て、関係が悪化しないように注意してあげたいですね。