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カドにスリスリ

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猫がよくする行動のひとつに『スリスリ』があります。

頭を人や物に擦り付けるこの行動、嬉しいからとか匂い付けとか、何となく分かるんですが、それだけなのかなぁ?と思う事もあります。

猫がスリスリする理由を調べていると、猫の本音が分かってしまったかも!?

スリスリにもパターンがある

うちの猫たちを見ていると、スリスリには3パターンあるように思います。

ひとつは、『嬉しいときや甘えているときに人間に対してする』パターン。

これは猫の代表的な仕草なので、猫を飼ったことがない人でもイメージわきますよね。

ふたつめは、『物のカドや柱などに擦りつく』パターン。

猫たちの通り道にある”キャットウォークの一番下の板のカド”は、みんながスリスリするので黒くなっているほど😓

やっぱり匂い付けなんでしょうかね。

角が黒くなってる…

よく分からないのが3つめで、『嬉しいときや甘えているときに物のカドなどに擦りつくもの』

アビーをキッチンカウンターで撫でていると、近くにある収納棚やボックスワインのカドでスリスリ、スリスリ…。

私に甘えたいのに、なんでそこに??

すっごく気持ち良さそうなので、喜んでいる事は分かるんですが・・・。

猫がスリスリする理由

猫がスリスリする理由について書いてあるものは色々ありますが、まとめると次の3つのようです。

  • マーキング
  • 挨拶
  • アピール

マーキング

猫の体には匂いを発している部分がいくつかありますが、顔周りにはたくさんあります。

具体的には、額の両側(側頭腺)、唇の両端(口周囲腺)、アゴ(下顎下腺)から匂いを発していて、これらはフェイシャルフェロモンと呼ばれているそうです。

フェイシャルフェロモンは、肛門腺のようにここから出ている!という穴があるわけではなく、汗のように体表面から分泌されるもので、人間には分からない程度の微かな匂い。

それらを擦り付けることで、その場所や物が自分のものだと主張しているんです。

一緒に住んでいる猫が多いほど、この匂い付け行動はよく見られるそうですよ。

先ほど話したキャットウォークの板のカドなんかはまさにこのマーキングでしょうね。

このとき擦り付けているのは、主に『唇の端』ですね。

人間に対してするのは、この人は自分のもの!という気持ちと、外から付けてきた匂いを自分の匂いで上書きして安心したいから。

アビーはよくヒトに対してスリスリしますが、多いのがいわゆる『頭突き』、頭を擦り付けてくるヤツです。

これはおそらく額のフェロモンを擦り付けているんでしょうね。

物に対するときと人や猫に対するときでは擦り付ける場所がビミョーに違うので、何か意味があるのかなぁ?とか考えちゃいます。

挨拶

猫は匂いでコミュニケーションをとります。

頭を擦り付けあう事で、自分の匂いを相手に付けると同時に相手の匂いも確認し、仲間意識を高めているんでしょうね。

信頼度の高い関係ほど長くスリスリしあうようです。

つみれはよくアビーに擦りついていますが、割合でいうとつみれが擦りついている時間が9割くらいなので、愛情に温度差を感じますけどね😆

アピール

猫のスリスリは基本的に猫同士のコミュニケーションツールではありますが、猫は学習する動物ですので、これを人へのアピール手段として使っている場合もあるようです。

スリスリをしていたら飼い主さんが遊んでくれた、おやつをくれた、などの嬉しい経験から、人の近くでスリスリをして見せて、また嬉しいことをしてもらえるのを待っているんです。

持っているスマホやPCモニターの角などに擦りついているときは、かなりの『構ってモード』なのかも😆

気持ちいいからやっている?

私がよく分からないと言った『嬉しいときや甘えているときに物のカドなどに擦りつくもの』ですが、ひとつにはアピールという理由があるかもしれません。

もっと撫でて!撫でるのをやめないで!という気持ちからやっている可能性があります。

ただ見ていて感じるのは、『メッチャ気持ち良さそうだな・・・』という事。

実は、猫のフェロモン分泌腺が発達している部分は、『こすったり撫でたりすると気持ちのいい場所』なんだそうです。

気持ちいいからたくさんスリスリして、より強いニオイを付けることができるという訳ですね。

ときには『スリスリ』が『カミカミ』に発展する事もあるので、気持ち良すぎて気分が高まるのかもしれません😆

顔以外では『しっぽの付け根』にもこの分泌腺があるんですが、ここも撫でたりポンポンと叩くと猫が喜ぶ場所。

なるとの変な行動のひとつに『ポンポン』というのがあるんですが、これはしっぽの付け根をポンポンと叩いてやると部屋中を結構な速さで歩き回り、障害物にスリスリして回るというもの(この話はこちらの記事に書いてます)。

これはまさに、気持ちのいいポイントを刺激されることで気分が高まり、さらに広範囲に気持ちのいい部分を擦り付けながら匂いを付けて回る『マーキング・ハイ』状態なんでは!?

因みに、このときのなるとはニンゲンにはスリスリしません。

変な動きキングのなるとらしい、ヘンタイチックな行動ですね😆

そういえば、撫でていて物のカドに擦りつくのって、背中からしっぽの付け根を撫でているときかも!

嬉しさと気持ち良さから、さらに気持ち良くなりたいという欲求が生まれて『マーキング・ハイ』になっているということでしょうか?

いずれにせよ、とっても喜んでいるという事は確かなようですね。

これからも思う存分『カドにスリスリ』させてあげようと思います😊