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猫の瞳は何の色

2018年11月21日
猫の生態

猫の瞳って本当にきれいですよね。

いろんな色があるし、よく見ると一色じゃなかったり、ほんと、見飽きないです。

猫の目の色は、被毛の色の濃さと無関係ではありません。

何故かといいますと、猫の目の色の違いは虹彩(ヒトでいう黒目の部分)に含まれるメラニン色素の量によるものだからです。

毛の色の濃い猫ほどメラニン色素を多く持っているため、目の虹彩部分にも色素が多くなりがちです。

では、メラニン色素の量でどのように目の色が変わるのでしょうか?

猫の青い目は空の色

目の色をメラニン色素の少ない順に並べるとこうなります。

ブルーグリーンーゼアンバー(琥珀)カッパー(銅)

これって、可視光線の波長の短い順と一緒なんですよ。

可視光線の波長スペクトル

人間の目は、物質にぶつかって『透過』したり『反射』『散乱』した光によって、ものの色や形を見ています。

可視光線は、波長の短い光ほど『散乱』しやすい性質を持っています。

つまり、光が吸収されずに散乱を起こしやすい環境であれば、短い波長の光、つまり青い光が優先的に散乱し、そのモノは青っぽく見える、という事になります。

これは、空が青く見えるのと同じ原理で、『レイリー散乱』と呼ばれています。

レイリー散乱は、光の波長よりも小さいサイズの粒子による散乱で、透明な液体や固体、気体中で見られます。

太陽光が大気中の細かい粒子にあたり散乱することで、私たちの目には空が青く見えている、というわけです。

ちなみに、夕方になるとなぜ空が赤くなるかというと、太陽が傾き、地表に対して角度の小さい状態で太陽光が差し込むと、光が大気中を通る距離が長くなるので、散乱しやすい青い光は途中で散乱されて弱くなり、赤っぽい光が残るからだそうです。

青色の目の虹彩にはメラニン色素がほとんど含まれないため、光が吸収されず、短波長の青い光がより散乱するため青く見えているんですね。

猫の目が青や緑に見えるのは、青や緑の色素を持っているからではなく、メラニン色素が少ないため、そう見えているだけなんです。

 

一方、メラニン色素が多く含まれているカッパーの目では、全波長の光が吸収されるため、黒っぽい色になります。

これって人間も同じなんですが、人間の目は本当に黒に近い色になるのに対し、猫の目は一番濃くても褐色程度ですよね。

これは、人間の目には黒色を作り出す『ユーメラニン』が多く含まれているのに対し、猫の目には黄色を作り出す『フィオメラニン』が多く含まれているためだそうです。

 

産まれたばかりの子猫は、みんな『キトン・ブルー』と呼ばれる青い目をしていますよね。

これは、子猫がまだ虹彩の表面にしかメラニン色素を持っていないためで、成長とともに虹彩の深部にまでメラニン色素が作られ、その量によってその子の本来の目の色になっていくわけです。

子猫はみんな空色の目をしているなんて、なんだか素敵ですね😊

猫の毛色と瞳の色

初めに言いましたが、猫の目の色は被毛の色とも関係しています。

代表的な目の色の種類をご紹介しながら、毛色についても考えてみたいと思います。

白猫に多い『ブルー』

シャムやラグドールなど、毛色に関係なく青い目を持つ猫種もありますが、雑種で青い目の猫といえば白猫のイメージですね。

遺伝的に青い目の白猫は高確率で難聴だと言われています。

白猫が白いのは被毛を白くする遺伝子W-の働きなんですが、この遺伝子はメラニン色素を造り出す『メラノサイト』と呼ばれる色素細胞を欠乏させます。

そして、内耳に存在する『コルチ器』といわれる音を感じる機能を持つ組織は、メラノサイトと同じ細胞から分化するため、W遺伝子の影響を受けるんだそうです。

『オッドアイ』といわれる左右違う色の目を持つ猫ちゃんがいますが、片方の目は必ず青です。

この青い目の側の耳が難聴であることが、多く報告されているそうです。

 

子供の頃実家で飼っていた白猫がオッドアイだったんですが、当時はこんなことは知りませんでした。

とてもおっとりした猫でしたが、片方の耳が聞こえにくかったんだろうか、と今になって思い出したりします。

 

因みに、W遺伝子に関係なく突然変異で毛色が白くなった『アルビノ』は、通常の白猫とは違いメラニン色素が全くありません。

そのため、目の奥の血管が透けて見えるので、目の色は赤っぽい青色になります。

洋猫の瞳の色『グリーン』

グリーンはブルーに次いでメラニン色素の少ない瞳です。

寒い地域の猫に多く、そのような地域は日照が少ないためメラニン色素が少なくなったと言われています。

洋猫に多い色で、純粋な日本猫には見られない色だそうです。

色素の少ない目の色ですが、キジ猫ちゃんなど色が濃いめの猫ちゃんに結構多い気がします。

これも洋猫の遺伝子と関係しているんでしょうかね。

猫種でいうと、ロシアンブルーやエジプシャンマウはみなグリーンの瞳だとか。

 

わが家のアビーも、毛色は濃いめですがきれいなグリーンの瞳をしています。

アビーは瞳孔が小さいことが多いので、緑の瞳がよく見えてとてもきれいです😊

洋猫色という事なので、やはりアビーには洋猫の血が濃く受け継がれているんですね❗

2色のグラデーション『ヘーゼル』

ヘーゼルは、グリーンとブラウンの中間色です。

一見すると褐色に見えがちですが、よく見ると2色のグラデーションになっています。

和猫と洋猫のミックスによく見られるようで、最近の日本の雑種ちゃんには多い色かもしれませんね。

 

わが家のつみれがこの色になるのかな。

つみれも写真では黄色っぽく見えてしまっていますが、実際に見ると2色が混ざり合っています。

はっきりしたグラデーションというより、どちらかというと全体的に薄い緑っぽく、周りに茶色い部分があって、薄い茶色がまだらのように混ざっている感じ。

なので、横から見ると茶色っぽく、強い日光に当たると黄色っぽく見えます。

写真でうまく伝えられるといいんですが、技術のない自分が恨めしい❗😖

つみれは被毛の柄がエジプシャンマウに似ているので、アビーがどこかでその血を受け継いでいたりして、なんて勝手に妄想してます😆

ネコらしい瞳『アンバー』

アンバーは単色の濃い黄色からなる目の色で、日本語で「琥珀色」という意味です。

イエローやゴールドと呼ばれたりします。

日本猫に多くみられる目の色で、猫の目といって真っ先に思い浮かべる色かもしれないですね。

メラニン色素は多めで、黒猫など濃い色の猫ちゃんに多いイメージですね。

日本猫の瞳『カッパー』

カッパーは、別名「銅色」といわれていて、メラニン色素が一番多い目の色です。

人間でいうと、我々日本人と同じ「黒い瞳」というところですね。

毛の根元付近まで色のついた「スモーク」と呼ばれる毛を持つ猫ちゃんでは、この目の色が多くみられるらしいです。

全体的に毛色が濃く見える猫ちゃんはやはり目の色も濃いという事でしょうね。

カッパーは温暖な地域で見られる目の色で、純粋な日本猫の目の色はアンバーからカッパーだといわれています。

猫も人間も、同じ日本で同じ「黒い瞳」なんて、なんだか面白いですね😊

 

わが家でいうと、ちくわとなるとがこの色の瞳をしています。

なると
ちくわ

毛色はなるとの方が少し薄いんですが、瞳の色はなるとの方が濃いです。

ちくわは少し黄色寄りで、ちょっとベージュっぽく見えます。

この子たちは全身茶色の毛なので、色素が濃いんでしょうね。

 

こうして調べてみると、猫の瞳の色は毛色同様奥が深いですね~。

どんな色の瞳でも、キラキラしてとても神秘的に見えます。

そういうところも、猫が魅力的な要因のひとつですね😊

 

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