猫の手術は後のケアが大変
猫と暮らしていると、病院で何かしらの処置をしてもらうことが少なくないですよね。
病気やケガ、避妊・去勢などで手術が必要なとき、飼い主がしてあげられるのはそのあとのケアくらいなものです。
しかし、この術後のケアというのが結構大変なんですよね。
以前、去勢手術の記事の中でも触れましたが、うちの次男坊ちくわは、去勢手術と一緒に”臍ヘルニア”の手術を受けました。
その時の術後ケアが本当に大変だったので、今日はその様子を振り返ってみたいと思います。
目次
カラーが苦手な猫は大変
臍ヘルニアというのは、その名のとおり”出べそ”の穴をふさぐ手術ですので、お腹の皮膚を切ります。
傷自体は、たったの2針で小さいものですが…。
お腹の縫い目を舐めたり噛んだりしないようにカラーを着けるんですが、このカラーが曲者なんですよね~。
おとなしく着けている猫ちゃんはいったいどんだけ温厚なんだ❗と言いたくなるほど、大抵の猫ちゃんは苦手ですよね。
もちろん、うちのちくわもダメで、生後半年のやんちゃ盛りなうえに、ちくわはとにかくジッとしていない性格。
狭いところに入っていったり、ものにぶつかって危険な状態・・・。
さらに、ストレスで精神状態が不安定になり、箱の隅っこでウーウー唸っていました。
カラーを使わず、傷を隠す方法
カラーは無理と判断し、別の方法を試すことにしました。
傷を舐められなければいいわけですから、直接お腹の傷を隠そう!
私が付きっきりでちくわを見ている間に、大至急夫にグッズをいくつか買ってきてもらいました。
包帯・サポーターを試してみるも・・・
最初に試したのは、ネット状の包帯やサポーターを巻くことです。
ところが、ひざや腕のサポーターは、子猫の体にはサイズが大きかったり、逆に締め付けが強くて傷に悪そうで使えず💧
ネット包帯は、柔らかくてよく動く猫の体にフィットせず、すぐにずれてしまいました💧
それにやはり締め付けるものは傷に悪い。
ペット用の服を着せてみる
次は、100円ショップで買ってきた(笑)ペット用の服を着せてみました。
お!いい感じ!
・・・と思いましたが、丈が短くて傷が出てしまった💧
普通のペット服は、トイレの邪魔にならないように下半身は覆われていないんで当たり前でしたね。
自作の術後服
色々調べていると、『術後服』というのがいいらしい事が分かりましたが、すぐには手に入らない・・・。
ネット上には、術後服を手作りしている方がいたので、こちらのサイトなどを参考に作ってみることにしました。
使い古しのタンクトップで、取り急ぎ作ったのがコレ。
なんか貧乏くさい・・・💦
地味なタンクトップなので、上記サイトの猫ちゃんのように可愛くはないですが、とりあえず傷は隠れました👌
ご飯も食べたし、少しは落ち着いてくれるかな?
ところが、タンクトップなので伸縮性があり結構フィットするんですが、覆われている部分が少なかったせいか、動くとずれて脚が抜けてしまう。。。💧
やはり、専用の術後服を至急手配することにしました。
それまでこの貧乏術後服で過ごしたんですが、ちょっとの間も目が離せない!
ずれると脚が引っ掛かって危険だし、トイレが全然できないんです。。。
いや、服の構造上は出来るんですが、本猫がうまく体を使えず。
トイレの淵につかまった状態からそのままトイレ内に倒れこんでしまうので、トイレの時はついて行って体を支えてやっていました。
また、じっとできないので何かの上に登るんですが、一度爪とぎポールの上に登ったところで、急に体の力が抜けたように倒れて落ちたんです😱
近くで見ていたのでとっさに受け止められましたが、すごく怖かったです。
術後服が届くまで、仕事も休んでそばに付いていました。
やっぱり専用の術後服が安心
即日配送の店で購入したので、術後服はすぐに届きました。
早速着せてみると
か、かわいい・・・😍
ガッツリ覆われているので、傷が出てしまう心配はありません。
ただ、Sサイズにしたのですが、当時の体重が約3.2kgのちくわには大きくて、後ろ脚が服に引っ掛かりやすく、動きづらそうでした。
SSにすればよかった😥
そのままでは相変わらず目が離せないので、丈を詰めてみました。
全体に大きいのでぴったりフィットではないですが、引っ掛かったりはしなくなりました😌
これで、やっと私も外に出られるようになりました。
その後の様子は
1週間後、抜糸してやっと服が脱げました!
傷は少しぷっくりしていますが、術後はこんなもんだそうです。
さらに5日後には、
こんなにきれいになりました!
術後の様子が心配な方は、事前に術後服を用意しておくことをおススメします!
サイズもしっかり確認してくださいね。
フィットしていないとあまり意味がないので。
ちくわは本当に大変な子だなぁ、と思ったものですが、その後の骨折事件に比べたらこの時のことは大したことなかった、と思い知るのです・・・。