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最近の心配事~つみれの出来物編~

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先週末、病院に行った件の続きです。

今回はつみれの ”出来物” について書きたいと思います。

つみれの耳の ”おでき”

実はつみれ、結構前から耳に出来物があるんです。

最初は左耳の先の方に小さいハゲがあるなぁ、と思っていました。

しばらくしてそれが出来物であることに気付いたんですが、すごく小さかったのであまり気にしてなかったんです。

数ヵ月後にはちょっと目立つようになってきて、寝ているときに壁で擦れて何度か出血したことも。

すると、その出来物の周りに小さな出来物がたくさん出来てきたんです。

なので、これはウイルス性のもので、出血したことで広がったんだろうなぁ、と思ってました。

気になったのでネットで調べてみると、結構恐いことが書いてある…。

猫の皮膚にできる出来物はたいていが腫瘍、つまり『ガン』である、というんです😨

色んな例を見ていると、つみれの出来物は『肥満細胞腫』という腫瘍にすごく似ているように見えました。

肥満細胞腫ってどんな病気?

肥満細胞腫とは、肥満細胞という細胞がガン化して増殖し、皮膚や内臓に腫瘍を作る病気。

猫の皮膚の腫瘍としては2番目に多いものだそうです(皮膚腫瘍全体の821%)。

肥満細胞とは、ヒスタミンなどをたくさん含んでいる免疫細胞で、顕微鏡で見ると細胞自体が膨れて見えることから肥満細胞と呼ばれているとか。

細胞の中に化学物質の顆粒が見えるのが特徴で、腫瘍から針で細胞を採ってきて観察することで容易に診断ができるようです。

肥満細胞腫には『皮膚型』『内蔵型』があります。

皮膚型は皮膚表面に腫瘍ができるもので、猫では良性であることがほとんど。

耳や頭部に出来ることが多いそうです。

対して内蔵型は悪性度が高く、脾臓や消化器に出来ることが多いようです。

発見しづらいため他の臓器に転移してしまい、末期の状態で発覚することもあるとか。

内蔵型が原因で皮膚に腫瘍が出てくることもあり、その場合は体中にたくさん出来物ができる事が多いようですね。

やっぱりつみれは肥満細胞腫…?

つみれは耳と頭に出来ているし、かなり肥満細胞腫の特徴に近い感じ。。

皮膚にできる肥満細胞腫は良性であることが多いことは分かったんですが、一番確実な治療法は『外科的切除』で、耳にできた場合はその部分を耳ごと切り取る、なんて書いてある…!

実際切り取られた耳の先の写真もあって、すごく怖くなってきました。。

それから肥満細胞腫のことを調べまくって、やっぱり耳を切らないといけないんだろうか…なんて考えると怖くて、なかなか病院に行けませんでした。

一度、意を決して近所の病院で診てもらったんです。

ただのイボではないし腫瘍の可能性もあるけど、しばらく薬を塗って様子を見てみましょう、と『ヒビクス軟膏』という抗菌薬をもらい、2、3週間塗り続けてみました。

出血することこそなくなりましたが、出来物の大きさには変化がないし、だんだんつみれが警戒して私が近づくと怒るようになったのでやめました。

少し前に、首の後ろにもひとつ出来物があることに気付きました。

これはやっぱりちゃんと調べないと…と思っていたときに、アビーの抜歯をしてくださった病院の先生が、実は日本獣医がん学会の獣医腫瘍科認定医』であることを知り、ちょうどつみれの歯も気になっていたので診てもらうことにしたんです。

診断の結果は…

先生は、つみれの出来物を見た瞬間に大体察しは付いたようで、『典型的な形だな~』とおっしゃっていました。

早速細胞診をすることに。

つみれは診察台の上から逃げようと必死で、私の脇の方に来たので全力で抱え込み!

その間に出来物の細胞を採取してもらいました。耳の一番大きいものと首の後ろの2ヶ所。

私の目の前で採取していたのでガン見しましたが、注射の針を結構グイグイ深く挿し込むんですよ~💦

すごく痛そうなんですが、意外にもつみれは全く反応ナシ。そんな事より逃げたいという感じで😅

首のものは血をスライドガラスに採っていて、顕微鏡で観察する様でした。

10分後、診断結果は予想通りの『肥満細胞腫』

ただ先生の声は明るく、状況的にも腫瘍の形も典型的な皮膚型の肥満細胞腫なので、出血するとかの実害がなければそのままにしておいても大丈夫かなぁ、との事。良かった~✨

首の部分はちょっと皮膚をつまんで切り取ればいいけど、耳を切り取るとなると見た目の問題もあるし、そこまでする必要があるかどうかは飼い主の考え方次第。

切らない場合はがん化した細胞にだけ働く分子標的薬を使うという方法もあるけど、薬づけにするのが本当に良い選択か、という部分もある、というお話でした。

内蔵からくるものの場合は治療をしないと命に関わるので、念のために内臓に腫瘍がないかどうか検査してもらい、皮膚の出来物はそのままでもいいかな、と思っています。

少しでも変化があれば分かるように、常に観察しておこうと思いました。

猫ちゃんと暮らしている方は、全身撫でまわして何か気になる出来物やしこりがないか、チェックしてみてくださいね。

次回は、つみれの歯の状態について書きたいと思います。