室内猫に首輪は必要?手作り首輪なら可愛さ倍増!
わが家の猫たちは首輪をしていませんが、万が一のことを考えて愛猫に首輪を着けている方も多いと思います。
首輪を着けるメリット・デメリットと、簡単な首輪の作り方をご紹介します。
目次
室内猫に首輪を着けるメリット・デメリット
完全室内飼育の猫には首輪は必要ないように思われるかもしれませんが、メリットはありますし、当然デメリットも。
猫の首輪については以前にも書いたことがありますが、改めて首輪のメリット・デメリットをまとめたいと思います。
以前の記事はコチラ
メリット①脱走時の手がかりになる
不注意だけでなく、災害などで窓やドアが解放状態になった場合にも、猫が脱走して迷子になる可能性がありますよね。
そんなとき、首輪をしていれば飼い猫だと一目でわかるので、保健所などへ持ち込まれる事を避けられます。
また、首輪に連絡先を書いておけば保護した人から連絡を貰うことができるので、すぐに見つかる可能性が高くなります。
メリット②居場所が分かる
首輪に鈴をつけている場合、家の中で猫がどこにいるかすぐ分かります。
そのため、閉じ込めなどの事故を防ぐことができます。
デメリット①事故につながる
何かに首輪が引っ掛かってしまって宙吊りになり、窒息する可能性などが考えられます。
また、首輪が緩いと中途半端に抜けてアゴが引っ掛かり、猿ぐつわの様になることもありますし、肩が引っ掛かって”たすき掛け状態”になり、動けなくなったりケガをすることも😨
このような事故を防ぐため、猫の首輪は一定の負荷がかかると外れる『安全バックル』を採用しているものがほとんどです。
デメリット②皮膚炎を起こす
ずっと首輪を着けていると、その部分が擦れて毛が薄くなったり、皮膚が炎症を起こすこともあります。
首輪を外して数年経っても毛が生えてこない、なんていう子もいるようです。。
せっかくの美しい毛並みが勿体ないですよね。
わが家の猫に首輪を着けていない理由もこれが大きいです。
デメリット③ストレスになる
首輪自体がストレスとなることもありますし、鈴やチャームが付いているとさらにその音がストレスとなる場合もあります。
多くの猫ちゃんはしばらくすると慣れるようですが、神経質な子や、肌が敏感で痒くてストレスになっているような子には、素材をよく検討するなど慎重に首輪を選んであげてください。
猫の首輪を自作しよう
体が柔らかくよく動く猫には、柔らかい布素材の首輪が適しています。
ですので、家庭用ミシンなどで簡単に自作する事ができるんです✨
私もこれまで実家の猫にいくつか作ってきましたが、今回ウチの猫たちに首輪を試してみたくて作ってみましたよ。
お試しという事もあって、一番単純で簡単なやり方で作りましたので、ご紹介したいと思います。
材料を揃える
①生地
猫の首輪は細いので、大柄な模様だとうまく柄が出ません。
チェックや水玉、小花柄など、小さい柄がパターンになっているものだとあまり気にせず作れます。
和柄など、一部が見えていれば雰囲気が出る生地でも、切り取るところで出来上がりの表情が違って面白いと思いますよ。
②美錠
『尾錠』とも言います。
ベルトのバックルに使われているパーツで、首輪に使うのはこのピンがない状態のものですね。
『首輪 美錠』で検索するとピン付きの物が結構出てきますが、お店によってはピンあり無しを選べます。
③安全バックル
先程も出てきました、負荷がかかると外れる首輪の留め具です。
※今回は家にあるパーツで作ったため、安全バックルではなくスナップ型になっています。
その場合、1組のスナップと角カン1個が必要になります。
作ってみよう
まずはサイズを決めて、生地の裁断から。
首輪サイズの目安は、大体こんな感じのようです。
猫サイズ | 首のサイズ | 首輪サイズ |
S(子猫サイズ) | 10~15cm | 15~21cm |
M(普通サイズ) | 16~21cm | 21~27cm |
L(ちょっと大きめ) | 22~24cm | 27~30cm |
ウチの猫たちの首のサイズは
- アビー:約19cm
- なると:約22cm
- ちくわ:約22cm
- つみれ:約24cm
だったので、Lサイズ寄りで作れば大丈夫そう。
サイズ調整が可能な首輪を作るので、余裕をもって長さ約40cmに裁断しました。
幅は、小さい子なら10mm程度がいいんですが、手持ちのパーツが12mm用だったので12mmの首輪を作ります。
12mm×4つ折り分+厚み分で、約50mmで生地をカット。
裁断した生地は半分の太さに折り、さらに両端を中心に折って4重のテープ状にします。
このとき、アイロンでしっかり折り目を付けておきます。
このテープの両端をミシンで縫うわけですが、開いている方から先に縫うとずれにくいです。
もうひとつ作っておかなければならないのが、サイズ調整部分を留めるループ(遊環)です。
今回、本体と別に生地をカットして作りましたが、本体を縫ってテープ状にしてから端を少し切り落とすのがラクですね。後から気付きました💦
本体テープの短いバージョンです。
端を2重にしっかり縫い付け、余分な縫い代はカットしておきます。
ひっくり返して完成!
小さくてやりづらいので、ラジオペンチなんかがあるといいかもです。
今回はスナップタイプなので、端を処理し(雑です💦)、スナップを取り付け。
安全バックルの場合は、ここにバックルの挿す側(オス)を付けて縫います。
ここでポイント!
スナップの場合、そのままだと固くて外れにくいので、もし引っかけたら事故につながるかも…と心配ですよね。
私がいつもやるのは、メス側の穴にラジオペンチの先を差し、グッと広げる事で穴を少し大きくする方法。
これでスナップが外れやすくなります。
広げすぎると留まらなくなってしまうので、少しずつやって、引っ張れば外れる程度に調整します。
本体テープを美錠に通し、
スナップを付けてない側に角カンを通しておきます。
安全バックルの場合は、バックルの挿される側(メス)を通しておきます。
今回、ループ(遊環)はちょっと緩めに作ったので最後に付けましたが、安全バックルだと最後では通らないので、メス側を通す前に本体に通しておいてください。
端をさらに美錠に通し・・・
折り返します。
この折り返した部分を本体側に縫い付ければ、縫製は終了。
今回ちょっと適当に作りましたが、端を内側に折り込んで縫うとキレイです。
少し厚みが出るので、縫う際は気を付けてください。
ループを取り付けて、
完成です!
いざ、装着!
ずいぶん前、兄弟たちがまだ中猫で、アビーも若かったころ、首に何かを巻こうとしたり、ハーネスを付けてみたりしたことがあったんですが、かなり拒絶反応があったんです。。
特につみれは、ハーネスを付けたときにパニックで飛び回ってしまってすごく危険だったので、首に何かを巻くのはすごーく久し振りになります。
果たして着けてくれるんでしょうか・・・。
まずはアビーとつみれから。
割とあっさり付けることが出来ましたが、アビーは高いところに逃げちゃいました💦
つみれもちょっとビックリして狭いところに逃げ込んでる・・・😓
ただ、2匹とも意外と抵抗ないようで、翌日まで着けてましたが普通に生活してました👍
か、可愛い✨
やはりアビーには少し太かったかな?
このサイズの子には幅10mm以下がいいようですね。
長さは、アビーにもつみれにも付けられるので、極端に大きい子や子猫でない限り使えそうです✨
次の日は茶トラずに交代。
ちくわは初め何これ!?という感じでしきりに舐めようとしてました💦
変な低い姿勢で歩くなると💧なんか気持ち悪いみたい。。
ただ、この2匹もしばらくすると慣れたみたいです。
あ~、可愛い!
みんな意外なほど抵抗なかったですね~😊
ただ、つみれとちくわは首筋を掻く動作が普段よりかなり多かったので、ちょっと痒かったのかな。。
なので、今回はみんな一昼夜だけで外しました。
万が一のため、というのもあるし、首輪をしている猫たちはすっごく可愛かったんですが、ハゲたら嫌だし、何もつけていない首筋の毛並みの美しさも捨て難いし、着けるかどうか迷うところです。。
首輪作りはちょっと楽しいので、色とかもう少し考えてまた作ってみようかなー。