ジレンマ!猫のクラッキング
猫特有の行動のひとつ、『クラッキング』をご存じですか?
クラッキングとはどんな行動なのか、どんな気持ちでするのか、わが家の猫たちの場合と照らし合わせてご紹介します。
実際のクラッキング映像
クラッキングとは、鳥やおもちゃを見て『カカカッ』とか『ニャニャッ、ニャッ』という風な小刻みな声をあげるもので、猫を飼っている方なら一度は目にした事があるかもしれません。
まずは、実際のクラッキング映像をごらんください。
こちらは3兄弟がまだ1歳未満の若猫の頃で、手前で鳴いているのはちくわ。
レーザーポインターの光に反応して興奮している様子です。
クラッキングが初めてくらいの頃だったと思いますが、『この子たちも猫なんだなぁ』なんて思って撮影してました😊
アビーは、電線に留まったカラスやハトといった割と大きめの鳥を見てよく鳴いています。
この動画でははっきりしませんが、『ニャッニャッ』というような鳴き方です。
すごく興奮する感じではなく、寝ていて眺めながら声が漏れる、という感じですかね。
昨日撮れたてのなるとの動画です。
奥にちくわ、アビーが並んで鳥を見ているのが可愛いです✨
なるとは最近『釣られクラッキング』をするんですよ!
窓辺で寝ているときにアビーがクラッキングを始めると、カーテンの手前にいて鳥は見えていないはずのなるとが釣られて鳴き出すんです。
さすが、真似っ子なると!
この動画のときもそうだったので、カーテンをめくって見せてあげるとちゃんと鳥を目視しながらクラッキングしました😆
猫がクラッキングをする理由
猫がクラッキングをする理由は次のようなものだといわれています。
- 狩猟本能:獲物を見つけて興奮し、声が漏れる
- 欲求不満:目の前に獲物がいるのに届かないもどかしさ
最初にも言いましたが、クラッキングは猫、さらにいえば飼い猫に特有の行動で、同じネコ科動物であるトラやライオンはしません。
それは、トラやライオンが現役のハンターであり、『獲物がいるのに狩りが出来ない』という状況がないから。
腹が減っていれば獲る、減っていなければ無視するだけで、クラッキングなんていう狩りにジャマな行為はする理由がないんですね。
なので、外で暮らしている猫より室内で暮らしている猫によく見られるようです。
それぞれのクラッキング
わが家の猫たちがレーザーポインターで遊ぶとき、天井や壁の高いところに光を当てるとよくクラッキングします。
小さな獲物が現れた興奮と、手が届きそうにないもどかしさから声が漏れるようです。
アビーはそういった遊びのときにクラッキングする事はありません。
きっとそれが獲物ではない事を知っているからなんでしょうね。
そういえば、つみれはあまりクラッキングしませんね。
若猫の頃はポインターなどで鳴いていた事もあったように思いますが、大人になってからは聞いたことがないです。
おもちゃでの遊び方も自分の近くに来たときに効率よく捕まえるスタイルなので、つみれは獲物を見て『もどかしい』という気持ちになる事がないのかも🤔
もしくは、『クラッキングなんて狩りにジャマなことはしない!』という生粋のハンターであるといえるのかもしれません😁
猫もそれぞれなので、クラッキングをしない子や下手な子もいますし、鳴き方も様々。
それぞれのやり方で獲物を見ているのが面白いので、機会があればぜひ注目してみてください。