猫の『お尻嗅ぎ』で分かること
猫はよく相手のお尻の匂いを嗅ぎますよね。
妙に納得したような顔をしたり、匂いを噛みしめるように舌なめずりをしたり。
一体お尻の匂いで何が分かるというんでしょうか?
猫たちのお尻嗅ぎ事情
わが家の猫たちも、よくお互いお尻の匂いを嗅いでいます。
アビーは嗅がれることが多い気がしますが、唯一の女の子なので、他の子や自分とは違った匂いがするのが気になるんでしょうか。
ちくわは最近兄弟猫、特につみれと仲が悪く、顔を合わせると唸ったりしているんですが、お尻の匂いはよく嗅いでいるんですよ。
嫌いなら避けるだろうし、お尻をクンクンしている姿は相手を気にかけているように見えます。
このお尻の匂いを嗅ぐ行為、本当のところどんな意味があるんでしょうか?
調べてみると、猫がお尻の匂いを嗅ぐ理由は大まかに言うと次の3つのようです。
- 相手の個人情報を知るため
- 挨拶
- 体調を判断している
ここから、わが家の猫たちの『お尻嗅ぎ』の意味を考えたいと思います。
相手の個人情報を知る
猫の体には匂いを出す『臭腺』がいくつもありますが、肛門周りにある臭腺は最も強い匂いを発します。
その強いお尻の匂いからは実に様々な個人情報が得られるようです。
- 年齢
- 性別
- 住んでる場所
- 体調
こんな事がお尻の匂いを嗅いだだけで分かってしまうなんて驚きですよね!
外で暮らす猫は自分の縄張りにマーキングするので、お尻の匂いを嗅いで『あ、あそこに住んでるヤツだな』なんて事がばれてしまうらしいんです。
初対面の相手やよく知らない相手に出会うと、相手の情報を得るためにお尻を嗅ごうとするけど、自分の事は知られたくない。
お互いが相手の背後に回ろうとするのでグルグル回っちゃう、なんて事が繰り広げられるみたいですよ😆
挨拶
人間でもそうですが、相手のことを何も知らない状態では仲良くなれませんよね。
初対面の相手に会ったら自己紹介をするし、名刺交換や連絡先交換をする場合もあります。
それと同様に、猫もお互いの情報を交換して、『この子は好き』『あんまり好きじゃない』とか、『コイツは自分より強そうだ』なんてことをある程度判断し、仲間になったり敵になったり、服従したりするようです。
また、先ほども書きましたが、よく知らない相手には自分のお尻を嗅がせたくはありません。
つまり、自分のお尻を嗅がせるという事はその相手を信頼しているという事。
お互いの匂いを嗅がせ合う事によって信頼関係を保っているともいえそうですね。
体調を判断している
猫の体調に異変があると、お尻の匂いも変化するようです。
なので、よく知っている相手なのにしつこくお尻の匂いを嗅いでいたり長く嗅いでいる場合、嗅がれている猫は体調を崩している事が多いそうです。
多頭飼いをしているお宅では、猫の『お尻嗅ぎ』に気を付けておくと、少しの体調不良にも気付けるかもしれませんね。
わが家の猫たちのお尻嗅ぎの意味は?
わが家の猫たちは兄弟・親子。
産まれたときから一緒にいて毎日同じ部屋で過ごしているよく知った間柄です。
今さら情報を得ようとしているとは考えづらいので、きっと相手の微妙な変化をお尻の匂いから感じ取ろうとしているんでしょうね。
そう言われてみると、特に匂いに敏感ななるとは相手のお尻を執拗に嗅いでいる事がある気がします。
なんか調子悪いんじゃない?とでも言っているんでしょうかね。
ちくわも何だかんだつみれや他の猫たちの体調を気にしているんだな~と考えると、不仲もそこまで深刻じゃないのかも、なんて思えて少しホッとします。
こらからはもう少し猫たちの『お尻嗅ぎ』に注目してみようかな。