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アビーの歯科治療日記③~抜歯当日~

2021年8月3日
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先週の土曜日、アビーが抜歯手術を受けました。

週末は精神的に余裕がありませんでしたが、現在は肉体的に余裕がないため、うまくまとめられないかも。。

ひとまず、抜歯当日の事についてご報告したいと思います。

アビーを病院へ

朝、9時前。

前日の夜10時前にウェットフードを食べて以降、アビーは絶食中。

部屋にキャリーを持って来ると、アビーは何かを察したようにキャットウォークへ逃げます😓

私が他の子たちのごはんを用意していると、お腹を空かせたアビーが動きを止め、その隙を狙って夫が捕獲!

すっごく嫌がっていましたが、無事にキャリーへ入れることができました。

前回の術前検査と違って『大した事されないよ~』とは言えません。。

前日の夜、夫とあらためて抜歯について話していました。

『上の奥歯は全部抜いて、右上犬歯は検査次第』という方向で心を決めたと前の記事で書きましたが、見る限り右下の奥歯もきっと大丈夫ではないだろう。

もし麻酔をかけての検査で右下もダメとなれば抜いてもらうし、他の奥歯についても検査で獣医師が残すのは望ましくないと判断するなら抜いてもらおう、ただし犬歯についてはよほど悪くない限り残したい、と伝える事にしました。

病院に着き、最終的に先生と話した結果、やはり右下奥歯も厳しそうなので、上の奥歯全部と右下奥歯は抜きましょう、という事になりました。

その時点で手術時間が厳しそうなら左下には手を出さないが、もし余裕があれば、左下だけ残すのも意味がないので、全臼歯抜歯も視野に入れて動く、左下を抜くか残すか、処置する前に状況を電話で伝えて頂く事にして、手術同意書にサインしました。

この間アビーは診察台の上で、夫が持っているキャリーカバーに隠れようと必死でした😅

この時点で先生は、犬歯をやるつもりはない(麻酔をかけての検査の結果どうしても無理そうなら仕方ないが)、検査が終わったら一度電話連絡します、とおっしゃっていました。

検査結果の報告と左下をやるかどうか、2回も手術中に連絡をくださるという事で、ありがたいやら申し訳ないやら💦

アビーに『頑張ってね』と声をかけ、病院を後にしました。

衝撃の検査結果

昼過ぎ、アビーに麻酔がかけられ、レントゲンやプロービングという歯周ポケットの深さを調べる検査が始まったであろう時間、夫と私は自宅で落ち着かない時間を過ごしていました。

そしてついに電話が鳴り、スピーカーONにして夫と聞き入りました。

先生、『犬歯なんですが…』と言った後しばらくの沈黙・・・。

あー、右上の犬歯ダメだったか、仕方ないよな。。

ところが、その後の言葉はもっと衝撃的なものでした。

『上両方と右下、この3本はダメですね…』

エッ!さ、3本も…!

右下はアゴが腫れていた事があったのでそうか…と思うことができましたが、左上もダメだったなんて考えてもなかった。。

プロービングの結果、これらの犬歯は歯周ポケットが通常の3倍もあり、歯の動揺も見られる、レントゲンも含めて、一体どうやって生えているんだろう…というほどの状態。
これで問題なくごはんが食べられていたなんて信じられない、というくらい悪かったそうなんです。

『どうしてもイヤだ、とおっしゃるなら…』と先生が言いかけましたが、その状態で抜かないという選択をするつもりはありません。

『いや、抜いてください』と夫。

当初の予定通り臼歯を抜いたうえで犬歯3本となると、手術時間も大幅に増える事となるため、先生の提案はこうでした。

上の臼歯は最初の予定通り左右とも全部抜く、ただ下の臼歯は思ったほど悪くはなく、抜歯の優先順位としては低いので、今回は抜かないという事でどうでしょう。

私達はそれに納得し、先生にお任せする事にしました。

先生も、見立てが違っていて大幅に方向転換しなければならない事を謝っておられましたが、こればかりは詳細に検査しないと分からない事。

よろしくお願いしますと言って電話を切りました。

ここまで悪かったなんて…ショックでした。

そもそも10本前後の歯を抜く予定だったので大変な手術であることは承知の上でしたが、やはり犬歯を3本も抜くとなると見た目にもかなり影響します。

アビーの健康のためなら見た目なんて…それが正しいに決まってますが、簡単には割り切れないものがあります。

電話を切った後、やはり少し涙が出ました。

もちろん見た目の事だけじゃなく、アビーに大きな負担をかけてしまった事、こんなになる前に何とかできたんじゃないかという後悔。

色んなものが渦巻いて、すごく気持ちが不安定な午後を過ごしました。

お迎え

夕方、16時頃。

アビーの手術が無事終わり、麻酔から覚めて少し落ち着いたとの連絡が。

結局手術時間は3時間ほどかかったので、麻酔からの覚醒が心配でしたが、これでやっとひと安心!

18時頃にお迎え、不安なら一泊入院もできますとの事。

確かに体調だけでなく色々不安はあるので、アビーに会ってから決めてもいいとも思いましたが、気持ちは一刻も早くアビーを連れて帰りたい!

家にいても落ち着かないので早めに出て、少し時間をつぶしてから病院へ向かいました。

アビーは、タオルにくるまれて看護師さんに抱えられながら登場。

口元の手術なので血やヨダレまみれだったら…すごく弱っていたらショックかも…と少し思っていましたが、意外にもこざっぱりした顔。

まだフラついてはいるけど、ちゃんとアビーだ!(当たり前😆)

なんか時々『グウゥ』みたいな声?音?が聞こえるけど…?

手術中喉にチューブを入れていたらしく、その影響が残っているとか。

なんかアビー、喉が敏感らしいです。。

入院どうされます?と聞かれましたが、もうほぼ連れて帰る気だったのでそうお伝えしました。

キャリーを持って来て頂き、ドアを開けるとすんなり入ろうとするアビー。
やっぱり帰りたいよね!

ところが、首にエリザベスカラーを巻いているのでうまく頭が入らず、入ったはいいけど中で上手く動けないようで、ゴソゴソいってました😆

しばらくして先生登場。

まずは見立てが違っていた事、手術時間も長引いたことを謝っておられました。

いえいえ、長時間ありがとうございました!

ここまで悪い状態で本当に普通にご飯を食べていたのかと驚かれたようで、口の炎症が強いにも関わらず今は貧血などの症状が全くない事から、このタイミングで処置出来て良かったと思うとおっしゃられました。

確かにそうかも。

今回抜いた歯

効果が2週間持続する抗生剤を打っており、お腹に鎮痛効果のある麻薬パッチを貼っているという事で、自宅での投薬はナシ。

これが本当にありがたい!

ごはんに混ぜても食べてくれなければダメなので、猫の自宅投薬って本当に難しいんですよね~。

今夜は無理にごはんや水をあげなくてもいいので、本猫が静かにしていたいようならそっとしておいて、もしごはんを欲しがったらこれをあげてください、とヒルズのa/d缶を4缶くださいました。

これまたありがたい✨

ヒルズのa/d缶

最後に、これが1年前、2年前だったら結果が違っていただろうか?と夫が質問しました。

先生はう~ん、と腕を組みながら、かなり重症化しやすい体質だと思うので、もっと前に今回より軽い処置で済んだとしてもまた数年後には悪くなって、結果は同じになった可能性は高いんじゃないかな、と。

もちろん本当にそうかは分かりませんが、先生がこうおっしゃってくださったことで、私たちの心がほんの少し軽くなったことは間違いありません。

次回は1週間後、経過観察と報告会という形で、今回の処置についてまとめてお話してくださるそうです。

それまで、ウェットフードとエリカラ生活、頑張ろうねアビー!

帰宅!

さて、家に帰ったアビーを息子たちはどう迎えるかと思っていましたが、予想通り。

カラー装着姿でフラフラ歩き、いつもと違う匂いをプンプンさせているアビーをメッチャ警戒!!

毛を逆立てて逃げていきます。

そんな中、少し休憩したアビーがフラフラと歩き出しました。

どこへ行くんだろう?と思っていると、そのままトイレに直行!

すごく我慢してたみたいです💦

その後かなり頻繁にトイレに行き、一晩でオシッコ4、5回、ウンチ2回(ごく少量)も。

その『フラフラだろうが出すものはちゃんと出す!』というしっかりした感じが、何だかすごくアビーらしいなぁ、と妙に感心しちゃいました😊

その夜アビーは水もごはんも一切摂らず、猫テントの中でほとんどの時間を過ごしました。

体調大丈夫かな、不信感持ってないかな、と心配していたんですが、なんの事はない!

撫でるとクネクネと嬉しそうに転がり、これまで聞いたことがないくらい大きな音で喉をゴロゴロと鳴らし、私たちを喜ばせてくれたのでした😊

その後の話は次回以降に。