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小さな獣

2019年6月24日
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人に慣れている猫は、むやみに人に噛みついたり引っ掻いたりしません。
例え噛むことがあっても、それは本気ではなく、遊びの延長である事がほとんどです。

普段の可愛らしい姿からつい忘れてしまいがちですが、猫は本来肉食動物。
鋭い牙や爪を持っています。

先日、それを思い知る出来事があったんです。

突然の攻撃

金曜の夜の事。

その日私と夫は外でご飯を食べ、ほろ酔い気分で帰宅しました。
お酒が強くない私は、リビングで横になってついウトウト・・・😴

リビングの机の上ではつみれが寝ていました。

ここ最近はずっとリビングに布団を敷いて寝ているので、寝る準備のために夫が机を端に寄せ始め、私はウトウトしながらもその気配を感じていました。

すると次の瞬間❗

私は腰のあたりに痛みを感じ、驚いて飛び起きました💨
どうやら机の上で寝ていたつみれが飛んで行って、私の腰を足場にしたようでした。

『何なに!?』と周りを見ると、苦痛の表情で手を押さえる夫の姿が。

すると、手の隙間からポタポタポタッと血が滴って来たではないですか・・・❗

夫は痛みで動けないようで、慌ててティッシュを取って渡しましたが、傷を押さえるまでの間に短パンが真っ赤になるほどの大出血・・・😱

何があったのか聞くと、『・・・つみれが噛んだ』と。。。

かなりの出血量だったので不安でしたが、数分間圧迫し続け、少し出血が収まってきたところで流水でキレイに洗い流し、『キズパワーパッド™』を貼りました。

噛まれたのは左手の人差し指付け根辺りで、テープが貼りづらい位置だったので、浮いた部分には別途絆創膏を貼って押さえ、剥がれ防止の包帯を巻いてやっと一息つきました。。。😫

落ち着いて状況を思い返してみても、夫には何故つみれが噛んだのか分からない・・・という事でした。

つみれが机に乗っているときに動かすことはよくありましたし、これまでそんなに興奮することはなかったんです💦

今回噛まれたのは、机を動かしている最中ではなく、寄せ終わって机から手を離した瞬間との事。
なので、夫もつみれを見ていなかったし、完全に油断していたので逃げられなかった、と。。。

机を寄せた時にシッポや毛をどこかに挟んで驚いた?とも考えたのですが、そんな様子はなかったそうです。

では何故・・・❓

深刻な状況になり得る『転嫁行動』

考えられるのは、『転嫁行動』

転嫁行動とは、ふとしたきっかけで興奮した猫が、その原因とは無関係のたまたま近くにいた猫や人間に攻撃的になる問題行動のひとつで、”猫の八つ当たり”ともいわれています。

本当に些細な事が引き金になるようで、例えば、鳥を見て集中していた時に後ろでカップを倒して大声をあげた、とか、イタズラしようとしていて物が落ちて来て驚いたところに人が現れた、など。

私がこれまで見聞きした事例は、いずれも日常生活でいつでも起こり得るような事がきっかけでした。

ほんの一瞬の出来事なのに、その後攻撃性が収まらず、一緒に暮らせなくなってしまうほど深刻な状況になる場合も😨

転嫁行動の厄介なところは、本猫が意識的に攻撃するのではなく反射的に起こす行動なので、一切の容赦がないという点😖
猫の犬歯は鋭いので、噛まれるとかなり傷が深くなるそうです。。。

また、この行動は臆病な猫ほど起こしやすいので、ビビリなつみれならあり得ることかなと💧

ぐっすり寝ていたところに机がガタッとなって、一瞬何が起こったか分からずパニックになり、近くで動いた夫の手を咄嗟に噛んだ、というところでしょうか。。。

転嫁行動の対処は?

転嫁行動はすぐに落ち着く場合もありますが、似たような事がきっかけで繰り返してしまう場合もあります。
行動が長引くとやめさせるのが難しくなるので、早めに対処すべき。

対処法としては、次のことが挙げられます。

  • 攻撃行動が収まるまでは近づかない
  • 原因を特定し、排除する、もしくは慣らす
  • 落着くまで対象の猫、人と隔離する
  • その後はいつも通り行動する
  • 安心して過ごせる場所を用意し、精神の安定を図る

攻撃中は興奮状態で、手加減なしでかかってきますから、下手になだめようと近づいてはキケン💥
落ち着くまで一旦その場を離れて様子を見ましょう。

また、攻撃行動の際に優しい声をかけたりすると、その行動を肯定することになり、やめさせるのが難しくなる場合もあるそうです😲

転嫁行動の原因は様々ではっきりしませんが、外を動く動物だったり、特定の音・匂いなどの場合も多いようです。

原因がはっきりしていれば、それに触れずに生活できるように注意したり、排除できない場合は少しずつ慣らしていくことで、攻撃に発展するリスクを減らす事が出来るようです👍

また、顔を合わせると相手に攻撃を仕掛けるような場合は、お互いを隔離して様子を見た方がいいようです。
その際、相手の匂いのするものをそばに置いてその存在を認識させておく方がいいとか🙄

一度攻撃を受けたことで怖くなってしまい、しばらく遊ばないようにする、というのは逆効果🙅
遊べないストレスが攻撃性を増す要因になってしまうので、出来るだけ今まで通り接してあげてください。

恐怖やストレスを呼び起こす要因を取り除き、安心して生活できるようにしてあげれば自然に落ち着いてくれるのではないでしょうか。

その後のつみれ

夫を噛んだ直後、リビング隣室の本棚の上に逃げてからというもの、しばらくつみれは私達に近寄ってきませんでした。

こちらから行って撫でても特に怒ったり興奮したりはしていませんでしたが、自分からは来ない・・・。
いつもはリビングに入り浸っているのに。。。😭

やはり怖い思いをした場所に近づきたくないんでしょうね。

滅多に行かない押し入れの上の方にいるつみれ

幸い、つみれの場合は攻撃行動が長引くとか繰り返されるという事はありませんでした。

ただ、翌日になってもあまりリビングに寄りつかず、少し横になってもすぐに隣室へ行ってしまう😭

夫に近づきたくない、という事はなく、呼べば来るし甘えてもいたんですが、これまでのようにずっとそばでゴロゴロする姿が見られず、寂しい思いをしました・・・😥

事件(?)から二日経った昨日は、少しずつリビングに居る時間が長くなり、机の下でゴロンとお腹を見せて寝るようになりホッとしました✨

今日はいつものようにリビングの段ボール爪とぎの上で寝ていましたし、これを書いている今現在、私の足元でお腹を出して安心しきった顔で寝ています😚

夫の方は、傷がかなり深そうで心配しましたが、怪我から二日後の夕べ、テープを貼り替えた際に見たときは傷はかなりきれいになっており、痛みも随分なくなったようでした。

幸い、猫に噛まれたときに起こり得る感染症の症状も出ておらず、無事に治りそうで安心しました✨

転嫁行動は思いもよらぬ事がきっかけで起こるので、防ぎようがないかもしれません😔

ただ、猫は臆病な生き物で、鋭い爪や牙を持った小さな獣であるという事を十分に理解したうえで接する必要があるんだなぁ、と感じました。

必要以上に恐れることはないですが、普段から猫たちが安心して暮らせるように、怖がらせることのないように心がけたいですね。

 

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