ある猫の思い出~その②~
わが家の庭先に入り浸るようになったピョンコとはんちゃん。
2匹とも全く触らせてくれないので、夜うちに来た時はお皿にごはんを入れてあげていました。
普通のごはん以外のものをあげようと手を出すと、ピョンコの強烈なパンチが炸裂❗
何度流血したことか・・・😅
それでも少しづつ距離が縮まって、次第に家の中に入ってくるようになりました。
ピョンコたちとの楽しい毎日
部屋に入ってくるのは大体ピョンコが先。
しばらくしてはんちゃんも合流するんですが、やはり2匹でいると安心するんでしょうね。
ピョンコの態度が全然違うんです。
普段触れないピョンコですが、はんちゃんに甘えているときだけは触れることがありました😆
気づかれれば即猫パンチですが💦
ある日ピョンコに猫じゃらしを仕掛けてみたんです。
すると、ものすごく可愛い仕草でじゃれついてきたんですよ~❗
やっぱり本能なんですかね。つい手が出ちゃう!という感じで、振れば面白いように反応してくれました😊
はんちゃんは棒状のものにトラウマがあるようで、じゃらしを振るとすぐに出て行ってしまいましたが。。。
当時、ピョンコ達が庭に来たことが分かるように、窓のそばに人感センサーを取り付けていました。
センサーの前を何かが横切ると、室内の受信器が音と光で教えてくれるというものです。
このセンサーのおかげで、窓の近くにピョンコたちが来るのが分かるようになり、センサーが反応すると窓を開けて招き入れていました。
ハウスに猫が入っているかどうかは、毛布下にプローブを差し込んでいる温度計の温度が上がっているかどうかで確認でき、『あ、いるな』と分かればカメラ映像を確認してニヤニヤする、という生活を楽しんでいました。
平穏な生活を脅かす者たち
いよいよ寒さが厳しくなってきたころ、いつものようにピョンコたちと寛いでいるとセンサーのチャイム音が。
外を見ると、そこにいたのは超強面のオス猫!😱
中にいたピョンコとはんちゃんは怯えています😖
しばらくしてこの猫は去っていきましたが、その後も度々庭に現れるようになったんです。。。
ピョンコはこの猫(呼び名:カイザー)をとにかく恐れていて、見かけた後オシッコをちびって逃げて行った事も・・・💧
このカイザーはとても賢く、ピョンコたちも初めは戸惑った猫ハウスのビニールシート付入り口をいとも簡単に突破し、中で寝ていることがありました。
こんなことがあって、その後ピョンコとはんちゃんは二度と猫ハウスで寝ることはなかったんです・・・😭
さらに2月、猫たちの恋の季節になると、庭に色んなオス猫が来るようになりました。
ピョンコははんちゃん以外を恐れている様でしたので、以前のように庭でくつろぐ姿は見られなくなりました。
ピョンコたちを保護すべきか
こんな状況でしたが、ピョンコもはんちゃんも夜になると相変わらずウチにやってきました。
部屋にいる間はそれなりにくつろいでいるようでしたが、窓を閉めるとパニックになるので、中にいる間はいつも窓を開けっぱなし。
この頃から、『ピョンコを保護するべきか』という事を考え始めました。
もしピョンコを保護するならはんちゃんも一緒でなければ辛いだろう。
でもはんちゃんはピョンコ以上に私たちに心を開いていないし、果たして飼い猫になれるんだろうか?
2匹とも基本的に触れないので、保護しても家庭内野良猫のようになるだろうし、病院に連れて行くのも大変そう・・・💧
そして何より、家に閉じ込めることがなかなか難しそうなうえ、今住んでいるのはペット不可のアパート・・・。
本来なら、アパートに住みながら野良猫を部屋にあげて世話をするなんて良くないことだし、世話をしてしまった以上、引っ越して飼うか保護して里親を探す責任がある・・・
頭では分かっているんですが、当時の私は覚悟が足りなかったんでしょうね😣
いずれは一緒に暮らしたいなぁ、などと漠然と考えながら、ずるずると中途半端な関係を続けてしまったんです。
(その③に続く)