骨折り猫のくたびれ話①~骨折・診断~
愛猫が骨折してしまったら・・・。
まず、ケガがちゃんと治るのか、運動能力に影響は出ないか心配になりますよね。
それから、治療費に一体いくらかかるのか・・・という事が気がかりになると思います。
保険に入っていない場合、高額であろうことは想像できますが、実際どのくらいかかるのか、聞くのが恐ろしくなってしまいますよね。
わが家の問題児、ちくわの最大の試練『骨折事件』は、彼がまだ生後8ヵ月ちょっとの若猫のときに起こりました。
その時の様子と、かかった治療費の総額を計算してみたいと思います。
ある日突然の骨折
その日、私も夫も仕事で家を空けていました。
猫たちはいつも通り留守番をしており、夕方、私は帰りの電車の中で猫たちの様子をスマホでチェックしていました。
するとそこには、前肢を片方あげて歩くちくわの姿が❗
明らかに様子が変です・・・。
何か大変な怪我をしたに違いない・・・。
電車の中なので急ぐこともできず、じれったい気持ちで駅に着くのを待ちました😖
大急ぎで部屋に帰ると、ちくわは座椅子の上に横たわっていました。
見ると、右前肢が不自然に腫れあがり、爪が剥がれて出血している部分もあります。
ぐったりしており、痛みと炎症からか目が腫れぼったくなっていました。
前肢を触ると嫌がり、小さな唸り声をあげます。触った感じ、足先がグンニャリしているので、『骨折だな』とすぐわかりました。
パニックになりながら、かかりつけの病院に連絡しようとしたのですが、運悪く休診日。。。
急患の時は留守電にメッセージを入れると折り返し頂けるという事だったので、とりあえず留守電にかけました。
パニックだったのでしどろもどろ。。。💦
それから近くでやっている病院がないか探しました。
しばらくして、かかりつけの院長先生から電話があったのですが、今日はもう戻れないとのこと😭
とりあえず様子だけ伝えて、別の病院で応急処置をしてもらい、明日伺うことにしました。
しかし、近所の病院は休診だったりもう閉まっていたり、パニックなのでなかなか病院が見つかりません・・・😫
そうこうしているうちに夫が帰宅し、めぼしい病院に車を走らせてくれました(ありがとう!)。
ちくわちゃん、頼りにならなくてごめんね。。。😭
初めての病院での最初の処置と診察費
病院でレントゲンを撮ると、右前肢の骨2本(橈骨/とうこつ、尺骨/しゃっこつ)が完全にポッキリ折れていました。。。😱
特に固定などせず、よく効くという抗生剤と鎮痛剤の注射を打ってもらって家に帰りました。
ただ、かかりつけの先生が仰るには、今回のように完全に折れている場合、通常は固定するそうです。
その初めての病院の処置は、
- レントゲン撮影(2枚)
- 鎮痛剤・抗生剤・止血剤の注射
で、金額は以下のとおりです。
内容 | 金額 |
---|---|
登録料 | 500 |
診察料 | 800 |
レントゲン撮影1枚目 | 3,000 |
レントゲン撮影2枚目以降 | 2,000 |
皮下注射猫 1本あたり | 900 |
アドナ | 400 |
アンピシリン | 400 |
トランサミン | 400 |
メタカム | 600 |
合計 | 9,000 |
消費税 | 720 |
税込金額 | 9,720 |
レントゲンが2枚あるので結構かかりましたが、金額は特に高くはないと思います。
ただ、レントゲン写真は貰っておけば良かった・・・。
翌日、かかりつけ病院に行ったときに貰ったか聞かれました。
貰っていれば、レントゲン代が浮いたかな?どっちにしろ撮影はしたかもしれませんが。
その晩、ちくわは狭く暗い場所が落ち着くのか、キャリーの中で眠っていました。
私は、ちくわの見える位置で眠れない夜を過ごしました。
かかりつけ病院での診察
翌日は朝イチでかかりつけの病院に行きました。
この日は、改めてレントゲンを撮り、血液検査をしました。
その時のレントゲン写真がこちら。
完全に折れています😱
検査結果では、『クレアチンキナーゼ』の数値が異常に高く(正常値:87~309のところ2,000以上《計測不能》❗)、交通事故に遭ったときと同レベルのショック状態だという事でした。。。😱
手術は翌日にしてもらえることになりました。
実は、翌日から2日間、引っ越し先の物件探しに泊りがけで行くことになっていたので、入院させてもらえる事が非常にありがたかったのです💦
こんな時に泊まりで出かけるなんて、とも思いましたが、入院・手術となると私たちには何も出来ませんし、手術が終わったら電話して頂くことにして、ありがたく預かって頂きました。
整形の手術はここの病院ではやっておらず、少し離れたところにある専門の先生にやって頂くという事でした。
後で聞いたのですが、この先生が、県内だけでなく動物整形界では結構有名な腕のいい先生だったらしく、引っ越し先の病院でも知っていると言われました😲
この時の診察代はこちら。
内容 | 単価 (円) | 個数 | 金額 (円) |
---|---|---|---|
診察料 | 0 | 1 | 0 |
X線検査 | 3,000 | 1 | 3,000 |
血液生化学検査 | 6,500 | 1 | 6,500 |
合計 | 9,500 | ||
消費税 | 760 | ||
合計金額 | 10,260 |
前日に別の病院で診て貰っているので、診察代は無料にしてくださいました。
ありがたい・・・🙏
完全室内飼いでも骨折する
先生にも聞かれたのですが、『一体何があったのか?外に出ていた?』
いーえ、ちくわはずっと家にいました!完全室内飼いなんで!
家の中で一体何があったのか・・・?
その謎は、未だに解明されていません。
その頃、ネットワークカメラは設置していましたが、SDカードを入れておらず、画像は記録されていませんでした。
部屋の中の様子はというと、立てかけてあったアイロン台が倒れて所々破れ、血が付いていました。
周囲にも暴れた跡があったことから、アイロン台の脚か何かに前肢が引っ掛かり、パニックになって暴れたことで折れたのではないか、というのが我々の推察です。
考えただけで痛そうで、本当にかわいそうです。。。😭
室内といえど、いったいどこに危険が潜んでいるか分かりません。
特に元気盛りの若猫がいるご家庭では、あらゆるところに気を配った方が良いと思います。
気になる骨折治療とその後についてですが、長くなりましたので次回で。