化粧水を舐める猫
猫が化粧品や化粧品を塗った飼い主をペロペロ舐める姿を見たことありませんか?
わが家にもそんな困った子がいます。。
なぜ化粧品を舐めたがる猫がいるのか、舐めても大丈夫なのか、気になったのでちょっと調べてみました。
目次
ちくわが化粧水を舐めたがって困る!
わが家のちくわは、私が風呂上りに化粧水をつけ始めると寄ってくることがあります。
目的は『化粧水』。
化粧水をつけ始めたのに気付かれるともう大変!
手や顔も近づければ舐められますが、何より困るのはボトル本体をベロベロ舐めようとすること💦
少量とはいえ、化粧品は猫が舐めていいものではないでしょうから、ボトルを移動したり隠したりしながらお手入れをするんですが、かなりしつこい!
こんな事をするのはわが家ではちくわだけなんですが、なぜ化粧水を舐めたがるんでしょうか?
なぜ猫は化粧品を舐めたがる?
猫が化粧品を舐める理由は、実ははっきりはしていないようですが、匂いに反応している事は間違いないようです。
お風呂上がりの飼い主さんを狙って舐める場合は、いつもと違う匂いがするのを気にして自分の匂いを付けている、という説があります。
ちくわのように化粧水自体の匂いに反応するのは、やはり何か『美味しそう!』と感じるものがあるんでしょうね。
化粧水には、保湿成分として『グリセリン』が含まれていますが、このグリセリンは甘味がある成分。
おそらく、ほのかに甘い香りが猫を引き寄せるのではないでしょうか。
自動車のエンジン冷却水等に添加する不凍液を猫が舐めてしまう例が結構あるようなんですが、この不凍液の主成分は『グリセリン』や『エチレングリコール』といった、甘味のある成分。
『エチレングリコール』は毒性の強い成分なので、動物が摂取すると命に関わる健康被害をもたらします。
不凍液の匂いを猫が好むのをいいことに、野良猫にわざと舐めさせるという酷い人間もいるようです。。💢
因みにこのエチレングリコール、保冷剤やアイスノンなどにも使われている事があるので、これらの物も猫には近づけないようにしてください。
万が一食べてしまった場合は、一刻も早く吐かせて解毒処置をしなければならないので、すぐに病院へ!
化粧水に使われる『グリセリン』は、動植物が元々持っている成分で、多くの医薬品にも使われていて毒性はなく、大量に摂取しない限り健康被害はないのでご心配なく。
”甘い匂い”といっても、実は猫の味覚には甘味がないので、『甘くて美味しい』とは思っていなくて、単に甘い匂いが好きなだけのようです。(※猫の味覚についてはそのうち書きたいと思います。書きました!)
私が甘いお菓子を食べていると、アビーがすごく欲しそうに匂いを嗅いでくることがあって可愛いんですよね~✨
女子は甘いものには目がないのね😊なんて言って喜んでますが、実際には甘い味が欲しいわけではないようです。
猫が舐めると危険な化粧品成分
大量に摂取すると当然健康に害を及ぼしますが、多くの化粧品は、少し舐めたからといってすぐに体調に問題が起こる事はありません。
ただ、中には猫には絶対NG!な成分もあるので注意が必要です。
アルコール(エタノール)
猫はアルコールを分解できないため、アルコールを多く含む化粧品を舐めてしまった場合は中毒を起こす可能性があります。
最近の化粧品はアルコールフリー(=エタノールフリー)のものも多いですが、成分一覧は確認しておいた方がいいですね。
精油(エッセンシャルオイル)
精油も猫にとって危険な成分。
香り付けのために精油を使っている化粧品は、出来れば使わない方がいいですが、使う場合は猫に近づけないようにして、手や顔も舐めさせないようにましょう。
キシリトール
キシリトール入りの化粧品はそう多くないかもしれませんが、清涼感を出すためにボディローションやヘアケア用品に含まれることがあるようです。
猫がキシリトールを摂取すると低血糖症に陥ってしまう事があるので、絶対に舐めさせないようにしてください。
化粧品は舐めさせないように
顔に付けた化粧品をペロッと舐めたぐらいで中毒症を起こすことはまずないと思いますが、クセになって危険な成分も舐めてしまいかねないので、普段から化粧品は舐めさせないように気を付けたいですね。
できるだけ安全な成分の化粧品を選ぶ、というのもひとつの手かもしれません。
私も、ちくわが起きているときはこっそりお手入れしたいと思います。。
猫と暮らすというのは、何かと気を遣うものですね。