猫のしっぽが膨らむとき
猫はしっぽで感情を表現します。
ご機嫌なときはピンと立ててみたり、イラついているときはブンブン振ってみたり。
実によく動くしっぽですが、いつもの倍にも膨らんでいるという状態は、そういった感情表現とは別なものなんです。
しっぽが膨らんでいるときは、毛が逆立った状態です。
猫の毛が逆立つのは、立毛筋という筋肉の働きによるもので、この立毛筋は交感神経が刺激されたときに動きます。
つまり、自分の意志で膨らませているのではなく、物理的・感情的刺激によって勝手に膨らんでいるんです。
では、どんなときにしっぽが膨らむんでしょうか?
警戒・怒り
猫は縄張りを持つ動物なので、知らないものや生き物が近くにいると警戒します。
そんな時、威嚇の意味もあって毛が逆立つようです。
つみれは見慣れないものがあるとかなり警戒して、激しいパンチを繰り出します😆
こちらは、しっぽの膨らみはそれほどでもないですが、靴下に対してへっぴり腰💦
恐怖
得体のしれないものや、理解不能なものに恐怖を抱くんでしょうね。
これはちくわがまだ7ヵ月のとき。
遊びに来ていた妹がシートマスクでパック中、その顔を見てビビる様子😆
私がセルフヘアカラー中の事で、撫でつけられた髪が怖かったのか、キャミソール姿が怖かったのか謎。。。
因みにほかの子は平気だったので、臭いとかじゃないと思います。
驚き・動揺
これもたまにありますが、急に大きな音がしたときなど、ビックリしてバッと膨らむパターンですね。
他の猫がびっくりしたり、急に激しい動きをしたとき、つられてびっくりしてることがあります。
人間でいうところの、”心臓飛び出るかと思った状態”でしょうか。
拒絶
親戚の子(未就学児と小学4年生)が遊びに来た時、ちくわが上の写真くらい毛を逆立てて唸りながら、遠巻きに見てました。。。
『絶対近づかないでよね!』という感じがすごかったので、あれは拒絶でしょうね。
興奮(ハイテンション)
以前、引っ越しの記事でも書きましたが、新しい部屋でみんな毛を逆立てて興奮のダンスをしてました😅
ちくわは最近激しく足に擦りついてくるんですが、こちらが足でお腹の辺りを撫でるようにすると、すごく興奮してしっぽを膨らまします。
実際の映像がこちら。
あと、ちくわはたまに寝室に入っちゃうことがあるんですが、そのときはメチャメチャ嬉しそうにしっぽを膨らませて擦りついてきます。
滅多に行けない空間に興奮するんでしょうね。
こうしてみると、わが家で一番しっぽを膨らますのはちくわですね。
好奇心が旺盛な猫ほど、しっぽが膨らむことが多いのかもしれません😊