この子誰の子
最近、SNSの投稿で産まれたばかりの子猫を見る機会があって、それを見ているとわが家の3兄弟が子猫のときを思い出すんですよね~。
本当に日々成長していくので、毎日見ていても飽きないし、夫は帰って来て子育てサークル内に座り込み『猫見酒』を楽しんでいました😆
わが家の3兄弟は、茶トラ2匹、キジトラ1匹で、毛色が2種類に分かれましたが、場合によっては5匹産まれた子猫の柄が全部違う、なんてこともあるようなんです😲
毛色の決まり方は以前『猫の模様は奥が深い』という記事でも書きましたが、様々な遺伝子の組み合わせで色柄が現れるので、同じ両親からでも全く違う毛色の子が産まれることはあります。
ただ猫の場合、違う父親の子を同時に妊娠することができるんです。
猫の妊娠
人間は一度の排卵で通常1個の卵子しか排卵しないので、一度の出産では基本的に一人しか産まれません。
人間も双子が産まれることがありますが、一つの受精卵が分裂して産まれる一卵性双生児の場合、全く同じ遺伝情報を持っているので、猫のように性別や髪の色が異なる子が産まれることはありませんよね🙂
猫は多排卵動物で、一度に複数の卵子を排卵します。
そのため、同時に複数個の卵子が受精すれば、一度の出産で複数頭の子猫を出産します。
この受精卵は、それぞれ異なる精子から遺伝情報を受け継いでいるので、産まれてくる子猫は性別や毛色が異なります。
人間でも稀に卵子が2個同時に排卵されることがあり、別の精子と受精して同時に妊娠した場合が二卵性双生児ですね。
この場合は猫と同じで、違う性別、異なる形質を持った子が産まれてきます。
猫の『重複妊娠』
人間が一定の周期で排卵するのに対し、猫は交尾刺激により排卵します。
発情期を迎え、交尾が行われると、その1~2日後に複数個の卵子が排卵され始め、かなりの高確率で受精します。
通常、猫は排卵から1~2日で発情期を終えますが、それまでに別のオスと交尾する機会があれば、そのオス猫の子も同じように妊娠できるんです😲
このような妊娠を『重複妊娠』または『同期複妊娠』というそうです。
このため、猫密度の高い都会ほど一度の出産に関わっている父猫の数が多く、田舎では一度の出産に関わる父猫の数は1~2頭という調査結果があるそうです。(参考資料はこちら ※英語です)
アビーを保護した場所はどちらかというと田舎でしたが、猫密度は割と高かったように思うので、重複妊娠の可能性は結構高いんじゃないでしょうか😚
3兄弟の父親は?
わが家の3兄弟ですが、なるととちくわの毛色や体格がよく似ていてつみれとは全く違うし、それぞれがとても特徴的ではっきりとした柄を持っているので、なると&ちくわとつみれは父親が違うんじゃないかなぁ、と考えちゃいます😊
重複妊娠した場合、子猫の頭数が多くなることが多いようですが、うちはたったの3匹。となると父親は1頭❓
ただ、猫は一度の出産で1頭しか産まないこともあるので、そこは微妙なラインですが🤔
兄弟たちを見ていると、全然違うようでやっぱり似ているなぁ、と思う瞬間もあるし、アビーから受け継いでいる共通部分も多いんでしょうね。
父親が同じであろうとなかろうと、3兄弟はそれぞれ全く性格が違って、みんな仲良し✨
産まれたときからずっと一緒のこの子たちの成長を見守っていられることを、とっても幸せに思っています。