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猫がマタタビ好きな本当の理由

猫の生態

ネコのマタタビ反応の謎が解明された!?

そんな内容のニュースが今日飛び込んできて驚きました。

一体どんな研究成果なのか、気になって調べてみましたよ。

猫がマタタビ好きなのはなぜ?

『猫にマタタビ』ということわざがありますが、これは “ 大好物を与えればすごく効果がある ” というような意味で使われますね。

つまり、猫はそれほどマタタビが好き、という事なんですが、実際マタタビの匂いを嗅いだだけでまるで酔っ払ったかのようにフニャフニャになる猫がいます。

なぜこんな行動をとるのか、という事についてはこれまでにも研究されていて、マタタビに含まれる『マタタビラクトン(類)』という成分などがフェロモンと似たような作用をしていて、これを感知した猫が惹きつけられるのだろう、と言われてきました。

それがこの度、岩手大学や名古屋大学などの研究グループによって新たな説が裏付けられたというんです!

その研究内容を簡単にまとめてみました。

研究内容をざっくりご紹介

猫がひきつけられちゃう本当の原因物質はこれだ!

きっかけは、これまで猫が反応しているとされていた『マタタビラクトン』を含まない成分に猫が反応したことでした。

そこで、マタタビから抽出・分離した成分を1種類ずつ猫に嗅がせ、最も反応する成分を突き止めました。

それが『ネペタラクトール』という成分で、マタタビラクトンよりも強く反応し、葉に含まれる量も10倍以上あるらしいのです。

人工的に作ったネペタラクトールを猫のケージの壁や天井に塗ったところ、猫は床に転げるのではなく、塗ったところに体を擦り付ける行動を見せたため、猫はこの『ネペタラクトール』を体に塗り付けることを目的としているという事が分かったんです。

因みにこの実験、動物園の協力のもとジャガー、アムールヒョウ、シベリアオオヤマネコでも行われていて、これら大型ネコ科動物も猫と同じ反応を見せたそうですよ。

ネペタラクトールってなに?

では、なぜ猫はネペタラクトールを体に塗りつけたいのか?

ネペタラクトールの作用について調べたところ、この成分、蚊を寄せ付けない効果があることが分かったんです。

蚊は猫に限らずあらゆる動物にとって危険な存在で、フィラリアなどの寄生虫や病原体を媒介します。

藪に隠れて獲物を狙う猫は蚊に刺される機会が多いため、これを避ける目的でネペタラクトールを体に塗りつけるのだろうと結論付けられました。

実験では、頭にネペタラクトールを塗った猫と塗らない猫に向けてそれぞれ30匹の蚊を放ち、塗った猫の頭に留まった蚊の数が半減したという結果も得られているようです。

塗らなかった猫の災難なこと…💧

フニャフニャになるのはなぜ?

蚊を寄せ付けないためにマタタビの成分を体に塗りつけているとして、酔っ払ったような行動を見せるのはなぜなんでしょう?

今回の研究では、この行動と蚊除けの因果関係は分かっていないそうです。

な~んだ…とガッカリしたあなた!まだ話はこれからですよ!

マタタビ成分『ネペタラクトール』を嗅いだ後の猫の血液を検査したところ、『β-エンドルフィン』という物質が増えていることが分かりました。

エンドルフィンとは『体内で分泌されるモルヒネ』という意味で、モルヒネと同様、鎮痛効果や気分の高揚、幸福感などが得られるため、脳内麻薬とも呼ばれています。

マラソン選手が、苦しさを通り越して快感になってくる『ランナーズ・ハイ』を経験する事がありますが、そのときに分泌されているのがこの『β-エンドルフィン』なんです。

つまり、猫がマタタビの成分『ネペタラクトール』を嗅ぐと、脳内麻薬により陶酔状態になる、これがフニャフニャになる原因だと考えられるのです。

β-エンドルフィンには強い鎮痛効果があるので、蚊に刺されたときの痛みを軽減させる目的の二次的作用がフニャフニャ行動なのかもしれませんね。

勝手にまとめ

これらの研究結果から、猫のマタタビ反応の謎を勝手にまとめると、

『蚊に刺されたくないし刺されて痛いのもイヤだからマタタビ汁塗り付けたらなんか気持ち良くなっちゃった』

という事になるでしょうか。

今回ご紹介した研究結果は、アメリカの科学誌『サイエンス・アドバンシズ』に掲載されています。

サイエンス・アドバンシズ(電子版)

もちろん英語なので全文を読むのはなかなか大変だと思いますが、実験データとしてネコやヒョウがすりゴロしている写真なども見られますので、興味のある方は見てみてください。

私もしっかり読んだわけではないですし、ちょっとふざけて紹介しましたが、かなりちゃんとした研究です👍(あたりまえ)

本能が薄い猫たち

さて、わが家の猫たちはというと、実はマタタビにはあまり反応しません。

といってもマタタビの生葉や生木を与えたわけではないので、濃い成分を嗅がせたら反応するかもしれませんが、売られているマタタビの木にも反応する子はいるので、鈍い方だと言えると思います。

実際実家で飼っていた猫たちも、反応するしないは半々くらいだったと思いますし、酔っ払ったような明らかな反応をする子は稀でした。

飼い猫たちは狩りをする必要がないので、藪に身を隠すことも少ないですし、本能的なものが薄れているのかもしれませんね。

特にウチの猫たちのような室内飼いだと蚊に触れる機会自体がほぼないので、マタタビ成分を擦り付ける必要もないんでしょう。

とはいえ、実験では研究所の猫の多くがマタタビ成分に反応したみたいなので、ウチの猫たちにもネペタラクトールを直に嗅がせてみたい!と思っちゃいました😚

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