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不思議な猫耳のポケット

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猫の魅力のひとつに、よく動く耳があげられます。

ピンと立った『猫耳』は、コスプレや擬人化キャラでも使われるほど人の心を魅了する何かがあるんですよね~😊

そんな猫の耳に『ポケット』があるって知ってました?

この部分です

初めて猫耳のポケットを認識したときは『なにこれ、ケガ?病気…?』と思ったものです。

全ての猫にあると分かってからはあまり気にすることなく過ごしてきましたが、改めてみるとすごく不思議なんですよね。

つみれバージョン

この耳のポケット、正式名称は『緑皮嚢(えんぴのう)』といいます。

英語圏では『ヘンリーのポケット(Henry’s Pocket)』というそう。※あとで由来について記述します

なるとは縁皮嚢の中にホクロが

このポケットが何のために付いているのか、実ははっきりと分かっていないそうなんです。

一説には、『耳を広範囲に動かしやすくするため』とか、『獲物の出す高周波をキャッチして聞こえやすくする』などと言われていますが、いずれも科学的に検証されておらず、その役割は不明。

『音を聞こえやすくする』というのは、あのフリフリがパカーッと開くわけでもないし、あんな柔らかい部分で反響するかな?という気がするし、なんかピンとこないような🙄

『耳を動かしやすくする』というのはなんとなく分かるんですよね。

緑皮嚢があるのは猫だけではなく、食肉目(ネコ目)の多くの動物が持っているそうです。

食肉目は主に捕食者として特化したグループで、狩りをするのに必要な感覚器官である目、耳、鼻、ひげが発達しており、知能・運動能力が比較的高く、イヌ科、ネコ科、クマ科、イタチ科、ハイエナ科など、多くの肉食動物が属しています(一部雑食性を含む)。

色んな動物の写真を見たところ、耳が立っていて、大きめで肉厚でない耳の動物によりはっきりした緑皮嚢が見られる気がします。

実際、犬の中でも緑皮嚢があるのは耳がピンと立っている犬種なんだそうです。

音がする方へ耳を向けたり、耳で感情を表現するなど、耳をよく動かすタイプの動物たち。

となると、やっぱり耳を器用に動かすのに必要なんじゃないのかなぁと。

わが家の猫が耳を畳む動作を観察していると、緑皮嚢のひだの切れ込み部分?から折れ曲がっていました。

単純に耳を振るとか寝かすだけじゃなく、折り畳むような複雑な動きが出来るのもこのポケットのおかげのような気がしてきます。

とはいえ、ひだになっているのはともかく、袋のようになっているのは謎ですけどね🙄

 

ヘンリーのポケットの意味について
名前の由来のヘンリーとは、アメリカの物理学者ジョセフ・ヘンリー(1797~1878)との事です。
ヘンリーは、電磁気の研究において、1トンもの物体を持ち上げることができる強力な電磁石の開発や、電磁誘導(自己誘導)の発見、継電器(リレー)の開発などの功績を残しました。
ヘンリーは数多くの発見をしていますが特許を取らず、その技術を用いた製品の開発を援助、電信機の発明などの礎を築きました。
なぜ猫耳のポケットにヘンリーの名が使われているのか、はっきりと分かる記述は見つけられませんでした。
おそらく、このポケットがパラボラアンテナのように音をキャッチする役割があるのではないかと考えられたため、パラボラアンテナなどに使われている様々な電気通信技術の祖ともいえるヘンリーの名がつけられたのでは?と考察してみました。

 

とっても不思議で可愛いポケットですが、むやみに指を突っ込んで触ったりしないように!

デリケートな部分だし、猫は耳を触られるのが嫌いなので、下手に手を出すと嫌われてしまいます。

ただ、猫の耳は寄生虫などが発生しやすい場所でもあるので、汚れているなど気になる場合は、湿らせたコットンなどで優しく拭いてあげるのもいいですね。あくまで優しく。

今回は、知ってるようで知らない猫の耳の話でした。

こんなに身近にいる猫なのに、まだよく分かっていないことがあるんですね~。

やっぱり猫は魅力的です✨

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