憂鬱な雨~わが家の建て方工事大丈夫?~
雨です。
最近の私は、いつも以上に雨が憂鬱。
なぜなら・・・
わが家を建築中だから。
※今回は猫が写真でしか登場しません
わが家は『2×4(ツーバイフォー)工法』という工法で建てています。
19世紀初めに北米で開発された建築工法で、枠組みを作る構造材に約2インチ×4インチの規格の木材が使われていることからこう呼ばれています(場合によっては2×6や2×10なども使われます)。
ツーバイフォー工法では、木材と板材を接合してパネルを作り、それを床・壁・天井とする箱を作るようなイメージで家が出来ていきます。
面で支える構造なので頑丈で地震に強く、耐火性・気密性に優れ、施工期間を短縮できる、品質が安定しているなどのメリットがあります。
デメリットとしては、材料の規格が決まっているため間取りの自由度が低いという事が挙げられます。
また、床 ⇒ 壁 ⇒ 屋根と作っていくので屋根ができるまでに時間がかかり、この間に雨が一度も降らない確率の方が低いでしょうから、構造体が雨に濡れてしまうリスクは高いです。
一方、日本で昔から用いられてきた木材建築の工法は『在来軸組工法』といいます。
ツーバイフォー工法が面で支える構造なのに対し、柱や梁などで組んだ骨組みを構造体として家を建てます。
屋根まで構造体を組み、しっかり屋根を作ってから壁を作っていくので雨に濡れる機会は少なくて済みます。
雨の多い日本の気候に適しているといえますね。
わが家はツーバイフォーで、屋根が出来上がるまで2週間くらいかかるので、その間に雨が降ると床や壁の木材が雨ざらしになるわけですよ。
全く雨に降られないわけはないと覚悟はしていましたが、ここ最近天気が不安定で結構雨が降ってるんです😭
なので私は毎日天気予報とにらめっこで、その情報に一喜一憂しているわけです…。
木造建築に用いられる木材は、含水率20%以下まで乾燥させ、木材の内部の水分をしっかり抜いていあるので、表面が多少濡れても風通しの良い状態で乾かせばそこまで問題はなく、反ったり割れたりもしません。
ただ、床や壁面に用いられる合板は薄い板を接着剤で貼り合わせているものなので、柱や梁の木材よりは水濡れに気を遣わなければいけません。
床の合板は早い段階で張られてその後の作業をするので、汚れや雨を防ぐためにツーバイガードというフィルムシートを張って保護していますが、作業中に空いた穴や隙間から多少は雨が入って濡れてしまいます。。
わが家の床に使われている合板は『特類』といって、耐水性の高い種類になります。
特類に使われている接着剤はフェノール樹脂で、常に湿潤状態でも性能を維持できるんだそうです。
ちゃんとガードされてるし耐水性の高い合板だし、大丈夫とは思いますがやっぱり心配。。
だって、結構毎日のように降ってるんだもん😭
本降りだったことは数回ですが、ちゃんと乾く前にまた小雨が降ったり晴れ間が少なかったりで、不安で仕方ない。。
建て方工事があらかた終わる頃には晴れ予報が続いているので、神様に意地悪されてるような気分😇
とはいえ、工事は着々と進んでいます。
先週の金曜日に現場に行けたので写真を撮ってきましたが、外側の壁は大体できていました✨
大工さんのお話しでは今週末にはもう出来上がってるかも、という事でした。
あ、因みに大工さんおひとりなんですよ!
熟練の棟梁がひとりでわが家の構造体を組んでくださるんだそうでビックリ😲
雨の日は木材も心配ですが、棟梁がお怪我なされないよう無理のない範囲で作業をしてください🙏
週末また見に行くので、どんな感じに出来てるか楽しみです✨