猫の爪は脱皮する!?
またまたお久しぶりです。
気づけば8月も下旬に突入し、朝晩が若干過ごしやすくなってきました。
お盆は特にどこも行かず、ウチで猫たちと過ごしていました。
フミフミするつみれの爪を見ていてふと思ったんですが、猫の爪って伸びる早さがまちまちじゃないですか?
全部同じときに切ったのに、すでに尖ってるものもあればまだ全然伸びてないものもある。
人間の爪は一度切ったら全部同じように伸びてきますよね?
なぜ猫の爪がこんな状態になるかというと、それは爪の構造にヒミツがあるんです。
猫の爪は、断面を見ると玉ねぎのように何層にもなっていて、その中心にクイックと呼ばれる血管や神経が通っている部分があります。
猫の爪はクイックの周りに層を重ねて伸びていくので、外側の古い層は硬くパサパサとしていて割れやすく、内側の新しい爪は柔らかくてしなやか。
猫が爪とぎをするとこの古い層が剥がれ、柔軟性のある新しい爪が露出して先が尖っていきます。
つみれのように前歯で噛んで古い層を剥がすやり方もありますね😚
猫と暮らしている人なら、剥がれ落ちたパサパサの爪皮のようなものを見かける事はよくありますよね。
たまにしっかり爪の形をした、まさに『抜け殻』!という感じのものを見つけると、なんとなく得したような気持ちになります😚
さて、猫の爪は脱皮(?)をして伸びるとすると、よく爪とぎやお手入れをする前足の爪は尖りやすく、後ろ足の爪は尖りづらくなりますね。
実際、後ろ足の爪が伸びるまでには前足の倍くらいは時間がかかってる感じです。
さらに、前足の爪でも指によって差がありますが、爪とぎにかかりやすい指かそうでないかの違いだったり、たまたま古い層が剥がれるタイミングが違ったりということが考えられると思います。
このように、猫は爪とぎをするといっても人間の爪ヤスリのように削っているわけではないので、定期的に切ってあげないとどんどん尖っていきます。
特に室内暮らしの猫は狩りをしたり木に登ったりという機会がないため、外暮らしの猫よりも爪が尖りやすくなります。
伸びた爪を放置すると、人間や一緒に暮らす他の動物を無駄に傷つける事になるし、引っ掛かって本猫のケガにも繋がりかねないので、大変だけど定期的に切ってあげる方が良いですね。
爪切りに関する話も書いていますので、よろしければ読んでみてください
因みに爪を切るタイミングですが、若くて活動的な子なら7〜10日毎、老齢猫の場合で2〜3週間毎がいいそうです。
わが家では、前足を伸ばされたとき等に爪が当たって痛いな!と感じ始めたら切るようにしていますが、大体月に2回くらいかな?
わが家の猫たちはみんなそもそも抱っこが苦手なので爪切りは大変ですが、大切なスキンシップのひとつだと思って頑張ってます👍
今回は猫の爪の構造に着目してみましたが、人間とは全く違って面白いですね。
爪は猫にとって大切な道具のひとつなので、そのお手入れに協力してあげたいと思います👍