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にゃんぱく宣言を受け入れよ

2020年4月8日
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ここ最近の不安定な情勢からCMを自粛する企業があったり、番組の差し替えでいつものCMではなくACジャパンのCMが流れる場面が増えているようです(あまりリアルタイムでテレビ見ないので実感がない)。

流れるとつい見てしまうあの猫CM、知ってますか?

話題のCM『にゃんぱく宣言』

ACジャパンのCMといえば、災害時に繰り返し流れる事で不安に感じる人がいたり、センセーショナルな内容で賛否両論、話題に上ることが多いですよね。

その中でも、猫好きの間で人気のCMが『にゃんぱく宣言』

有名な『関白宣言』を元ネタに、猫が飼い主へ”俺の正しい飼い方”を上から目線(?)で歌って訴える内容です。

作詞・作曲・歌は、もちろん本家『関白宣言』のさだまさしさん。

その歌詞がこちら

日本動物愛護協会のポスター

CM動画は上記のACジャパン公式サイトで見る事ができます。(※現在は見れなくなっているので、YouTube動画を貼っておきます。2022/1/26)

支援団体は日本動物愛護協会で、CMは2019年7月から1年間流れるそうです。

フルコーラスのCMも公開開始当初はあったと思うんですが、動画は公式サイトにも30秒バージョンしかありませんでした。

とにかく猫ちゃんが可愛い✨

そしてさだまさしさんの歌が何ともいいんですよね~。

本家『関白宣言』は、あまりの亭主関白ぶりにイラッとする部分もあるんですが(ちゃんと全部聞けば素敵な旦那様だってことが分かりますけどね)、これがお猫様に置き換わるとなんともほっこりしてしまいます😊

ただこのCMの目的は、ヒトをほっこりさせる事ではありません。

『猫を飼う』という事は、『生き物を生涯面倒みる覚悟を持つ』ということ、正しい飼い方で一生を共にしましょう、と伝えています。

『俺の体 俺より管理しろ』

猫は人間の言葉が話せないので、体の不調があっても直接は伝えられません。

食欲はあるか、水は飲んでいるか、トイレにきちんと行っているか、下痢ではないか、頻繁に吐いていないか、体重は減っていないか、体は熱くないか、とにかくいつもと様子が違うところがないか、きちんと観察していなければ気付けません。

猫はガマン強い動物なので、何となく様子がおかしい、元気がない気がする、程度でも、気になるなら病院へ連れて行って診てもらってください。

『家の外に出してはいけない』

猫を家の外に出す事で、交通事故、他の猫との接触での怪我・病気、迷って帰ってこられなくなる、連れ去られる、虐待される等、様々なリスクが高まります。

自分の猫ちゃんが大切なら、そんな目に遭うのは耐えられないはず。
どこで何をしているのか分からない状態は不安でしょうがないですよね。

私の実家は交通事故のリスクはほぼないような超ド田舎で、猫は出入り自由でしたが、やはり行方不明になって帰ってこなかった子、毒性のものを食べて死んだ子、車の発進時に接触して死んでしまった子など、家の中にいれば起こらなかった原因で亡くした子が何頭かいます。

今考えれば本当に申し訳ないですし、わが家の子たちは絶対にそんな目に遭わせたくないと思っています。

『飼えない数を飼ってはいけない』

現在わが家には4匹の猫がいますが、経済状態、賃貸住まいという事を考えれば正直ギリギリの数です。

3匹の息子たちを里子に出さないと決めるときはすごく悩みましたし、引き取るからには絶対幸せにすると覚悟を決めました。

後先考えずにたくさんの子を飼うと、全ての子に目が行き届かず健康管理がおろそかになったり、避妊・去勢する費用が足りず放置することで頭数が増えてしまい、最悪の場合『多頭飼育崩壊』が起こってしまいます。

もう飼えないから、と捨てられてしまう子もたくさんいますし、保健所にもたくさんの猫が持ち込まれています。

環境省・動物愛護管理室の調査によると、平成30年度の猫の行政引き取り数(保健所等に持ち込まれた数)のうち、約20%は飼い主からの持ち込みなんだそうです(データはこちらを参照)。

こんな悲しいことはないですよね。

もちろん、たくさんの猫ちゃんを飼っていてもきちんと健康管理ができて愛情も注いでいる人はたくさんいます。

多頭飼育がいけないのではなく、猫を迎え入れるときにはちゃんとその子を最後まで面倒みることができるのか、それをじっくり考え、覚悟ができなければ飼ってはいけない、という事ですね。

猫を飼うのは簡単な事ではありません。

犬のように毎日散歩に行かなくていいとは言っても、その分家の中でストレスなく健康に過ごせるように運動をさせたり、環境を整えないといけません。

トイレは常にきれいに保たなければいけないし、色んなところに登ったり入ったりするので物を片付けておかないといけない、粗相もする、吐いたりもする。もちろんお金もかかります。

猫に悪気はないので、物を壊されたりしつこく遊びをせがまれたりしてもそれを受け入れる度量がなければ、猫と楽しく暮らすことは出来ないかもしれません。

飼い主は決してご主人様などではなく、下僕であることを自覚し、にゃんぱく宣言を受け入れるしかないんです。

まあ、それが結構幸せなんですけどね。

猫と暮らせば、大抵の人は(猫に対して)下僕体質になれるので、その辺はあまり気にせず、にゃんぱく宣言を受け入れる覚悟が決まったら是非猫ちゃんを迎えてあげてください。

 

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