異食 | 猫と暮らしていいですか

このブログでも何度か書いていますが、わが家のちくわは異食癖があります。 紐やビニールなど、食べ物ではないものを食べてしまう行動です。 異食（異嗜）について触れている過去記事はこちら https://edamomo.com/plastic-bag-eater/ このときも書きましたが、猫が異食をする主な原因は以下であると考えられています。 猫の習性 健康状態に問題あり 常同障害 カサカサという音や感触がハンター心をくすぐったり、寄生虫がいるなどの健康問題、ストレスなどが要因のようです。 猫の異食は『ウールサッキング』とも呼ばれます。 異食の対象のひとつが羊毛の布である事からこう呼ばれているんだそう。 羊毛製品には、『ラノリン』という羊の脂の成分がわずかに含まれることがあり、この匂いは人間の汗の臭いや母猫の母乳の匂いに似ているといわれているそうです。 猫がウールを齧ってしまうのは、こうした匂いや柔らかい感触、温かさから母猫を思い出して甘えているからという考えもあります。 ウールサッキングは、毛布などをふみふみする行動とセットになっている場合も。 ふみふみしながらおしゃぶり→その流れで食べてしまう事があるんだとか。 猫が『ふみふみ』をする理由は、主に次のようなものだと言われています。 離乳が早かったため母猫の温もりを求めている 子猫の気分で甘えている ストレス解消 お気に入りへのマーキング このように、ふみふみは基本的に甘えたい気分のときやリラックスしたいときにする行動ですよね。 同時に見られるおしゃぶりも母猫を求めての行動だと思われることから、ウールサッキングが甘えたい気分のときに見られる行動だというのも納得。 ウールや毛布だけでなく、他の食べ物ではないものを齧って食べてしまう行動も、もしかしたら同じ？ ちくわを見ていて、確かにそうかも…と思うことがあったんです。 ちくわは本当に色んなものを食べるので、目の前に好みのもの(^_^;)があればいつでも食べてしまうんですが、トイレに敷いている厚手のペットシートとか、いつもは無視しているものをわざわざ齧りに行くのは寝起きのときが多いな、と思ったんです。 何かカサカサ音がする…と思って見ると、寝起きでボーッとした様子でムシャムシャシートを齧っているちくわが！・・・なんて事が何度かありました…💧 さっきまで寝ていたのに！と驚いて取り上げると、そこまで執着した様子もなくやめるんですよね。 因みに、布団でオシッコしてもいいように敷きパッドの下に敷いているペットシートは好物（？）らしく、執拗に顔を突っ込んで引きずり出すので油断できない…😨 猫がふみふみやおしゃぶりをするのは大抵眠いときで、眠いときは甘えモードになっている事が多いです。 ちくわが寝起きに何か齧りたくなるのは眠くて甘えモードになっているからだとすると、ちくわにとっての異食はいわゆる『ふみふみ』の一種なんではないかと。 そう考えると、ちくわが異食をしているときは何だかとても幸せそうなのも頷ける…。 もちろん、全ての異食が甘えているからではなく、上の方で書いたような問題がある場合の方が多いと思うので、その要因を取り除く努力は必要ですよね。 結局はちくわが齧りそうなものは排除する、隠す事が大事だと思っています。 ちくわが甘えたいとき、ストレスを感じたときにしっかりと甘えさせてあげる事が出来れば、齧りたい衝動を少しは抑えられるのかもしれません。 まだまだ下僕としての修行が足りないようです。

甘えたいときは齧りたいとき？