見えない想い
今日は別のことを書こうと思っていたんですが、この数日もやもやと考えてしまう出来事があったので、この場で吐き出させてください。
Twitterで相互フォローしていた方が、先日突然アカウントを削除されたんです。
その方、BMさんは、愛猫2匹と本を愛する穏やかな方で、たまにリプ欄でやりとりをする間柄でした。
私はTwitter依存度が高くない方なので、毎日ではないけどアカウントをチェックして可愛い猫ちゃんたちに癒されていました。
少し前に、その方の愛猫のひとりが手術を受けたんです。
同じ病気で3回目の手術、今回は傷が大きく、腎臓にも疾患を抱えていて入院が長引きそうだと、BMさんは心身ともに弱っている様子でした。
そんな中、誰かの言葉で傷ついてしまい、愛猫が回復するまでTwitterは休みます、とおっしゃっていたんですが、数日後にアカウント削除…。
どんな言葉をかけられたのかはっきりは分かりませんが、猫ちゃんのことを言われたようなんです。
BMさんはいつも愛猫のことを自分が産んだくらいの気持ちとおっしゃっていましたが、それすごく分かるんですよね。
知らない人からしたら飼い猫が自分の子どもと同じなんて、と思うかもしれませんが、本当にそのくらいの気持ちで愛情を注いでます。
猫は人間の子どものように気持ちや意思を言葉で確認できないぶん、何を食べさせるのか、どんな治療を受けさせるのか、全ての判断と責任が自分にのしかかってきます。
常にこれで良かったんだろうか、もっとできたんではないだろうか、と自問自答しているところへ、それを責めるような言葉をかけられたら心が折れてしまうことは容易に想像できます。
きっと、BMさんもそれでSNSから離れたくなったんじゃないかなと。
SNS上とはいえ、ご本人や猫ちゃんたちに会えなくなるのもすごく寂しいんですが、穏やかだったBMさんがここまで傷ついてしまったという事がすごくショックで、自分でも驚くほど暗い気持ちになっています。
私はこうしてブログをやっていることもあって、Twitterも含め、ネット上で言葉を発するときはすごく気を遣っています。
顔が見えない相手の言葉は、表情や声のトーンが分からないぶん思いのほか強く感じる事があると思うんです。
軽口のつもりで発した言葉でも誰かが傷つくかもしれない。
スマホで手軽に発言できるからといって安易に書き込むことがいかに恐ろしいか、あらためて感じました。
BMさん、勝手にブログに書いてごめんなさい。
無理はして欲しくないけど、いつかまた戻ってきてくれたら嬉しいな。