オシッコが出ない!?病気の兆候をお見逃しなく
トイレに行く愛猫の様子が変…。
そう感じた事ありますか?
そんなときは大変な病気にかかっているかもしれません。
アビーのオシッコが出ない!?
先週の金曜日、アビーがトイレに入ったのが目に入りました。
最初に入ったトイレを出て、その隣のトイレに座っていたので、『あら~、大も小も~。違うトイレでしたいのね😊』なんて思っていたんです。
するとまた別のトイレに入ったので、あれ?落ち着かなかったのかな?と思っていると、急にアビーが『ニャァ~』と鳴いたんです。
その鳴き方がこちらに何かを訴えている感じだったのでアビーを見ると、トイレの中からこちらを見てまた『ニャァ~』。
どうしたんだろう…。なんか変な鳴き方だな…。
気になったのでアビーがトイレを出た後を確認すると、オシッコが出ていない…!
その前に入っていた2つのトイレを見ても、オシッコもウンチも何もなかったんです。
これは、もしや排尿障害!?膀胱炎にでもなってしまったんじゃないか…?
しばらくアビーを観察していたんですが、特に体調が悪い風でもなく、トイレに何度も入る様子もありません。
ただもう気が気じゃなくて、翌日の夕方に病院の予約を入れました。
ところがその夜、アビーがトイレに入ったのでチェックしていると、何事もなかったようにオシッコしてる!
その後も普通にオシッコしてるんですよ~💦
よ、よかった。。
病院へは念のため行って診てもらいましたが、オシッコは溜まっていないとの事。
ちょうど血液検査のキャンペーン案内が来ていたので、健康診断もかねて受ける事にしました。
検査結果が出るのに10日くらいかかるので、特に緊急の問題がなければ郵送で頂けるそうです。
検査で何か出るかもしれないのでまだ安心はできませんが、とりあえずトイレは普通にしているのでよかった✨
ついでに口の中もチェックしてもらい、3種混合ワクチンも打ってもらったので、病院に行くいいきっかけになったかなと。
オシッコが出ない原因と治療法
今回アビーは普通にオシッコが出ましたが、次のような症状が見られた場合は要注意。
- 頻繁にトイレに行く
- 排尿の姿勢をとるけど何も出ない、もしくは尿量が少ない
- 排尿時に変な声で鳴く
- 陰部を気にして舐める
- 尿の色がいつもと違う(赤い・白っぽく濁る)
- いつもと違う場所で用を足す
この場合、一番に考えられるのは膀胱炎です。
膀胱炎には主に『尿石症』『尿路感染症』『特発性膀胱炎』の3つのパターンがあるようです。
尿石症
【原因】
食事に含まれるマグネシウム・リン・カルシウムなどが過剰であったり、遺伝的な要因等により、尿中に結晶や結石が形成され、それが膀胱の粘膜を傷つけて炎症を起こします。
飲水量の少ない子や肥満の子も尿石症を発症するリスクが高いそうです。
結石が尿道に詰まる『尿道閉塞(尿道結石)』は、尿道の細いオスによく見られます。
尿道閉塞になると全く排尿されなくなるため、膀胱に尿が溜まり、腎不全や尿毒症を招いて死に至る危険性があるので、手術を含む緊急処置が必要になります。
1~2日オシッコが出ていない場合は、すぐに病院へ!
【治療法】
結石が大きい場合は手術で取り除くこともあるようですが、そこまで大きいものは猫では稀で、大抵は薬で溶かしたり、療法食に切り替えたりするようです。
膀胱内に結晶状のものが多量に溜まっている場合は、尿量を増やすための輸液を静脈または皮下点滴で行い、結石を洗い流す処置をされることもあるようです。
結石ができた子は一生療法食にする事が望ましいらしいんですが、療法食は結構高額なので、そうならないように食事に気を付けたり、定期的に検査をするのがいいですね。
尿路感染症
【原因】
尿路にブドウ球菌や大腸菌などの細菌が侵入し、感染症を起こします。
若い猫ではほとんど発生せず、高齢になるとみられるようです。
【治療法】
適切な抗生物質の投与で改善されます。
炎症が強い場合は消炎剤も投与されるようです。
突発性膀胱炎
【原因】
症状があるのにはっきりした原因が見つからない膀胱炎をこう呼びます。
猫の場合はこれが結構多いらしく、主にストレスや内分泌系・バリア機能の乱れなどが原因ではないかと考えられています。
【治療法】
原因がはっきりしないので治療法も決まったものはなく、痛みがあるなら痛み止めなどの対症療法を施したり、ストレスの原因を取り除く工夫をするなどして対処するようですね。
再発と寛解を繰り返すこともあるので、長期的な治療が必要になる場合も。
トイレ姿をチェックするのも大事!
私は猫が用を足しているのを見るのが好きなので(変〇ではないですよ!猫下僕は大抵みんな同じはず!)、猫がトイレに入るとこっそりではありますがジーッと見ちゃうんですが、これって意外と大事かも!と今回感じました。
アビーがトイレを渡り歩いているのを見ていたので、どのトイレにもしていないという異変に気付けて、大事に至る前に病院へ行く事ができたと思っています。
あまりジッと見るとストレスになるので、あくまでこっそりと、でもしっかりと、猫のトイレ姿をチェックする事を推奨します!
アビーの検査結果が出たら、またここでご報告しますね。